1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:18:42.50 ID:qU7e1ms80
VIPで立てたのですがさるさんばかりくらい途中で落ちてしまいました 
 お邪魔にならないようすぐに完結させますので少しでいいので場所を貸してください 
  
 PM6:00 
  
 夕暮れ時、日は沈みかけているものの空はまだ明るい 
 セミはミンミン、カラスはカアカア 
 昼の乾いた暑さとはまた違うじめじめとした湿っぽい暑さに覆われる 
 夏の夕暮れとは白昼の延長戦といえるのではないか 
  
 磯野家からの脱出に成功した律たちの乗るデコトラは山道を走っていた 
  
 デコトラ「ガロロロロrrrrrr」 
  
 律「信用してもいいのか」 
  
 カツオ「信用も何も一緒に居なきゃ殺されますよ」 
  
 憂「でも助けてくれたんだよね?」 
  
 カツオ「いずれ起こる事でしたから」 
  
 運転しているのでハンドルを握りながら会話するカツオ 
 その隣の助手席では中島がキーボードを叩いている 
  
 中島「任せてください、必ず元の世界に返してあげます」カタカタカタカタ 
  
 そうだ 
 タラヲが言っていた別次元なんたらということ 
 もし本当だとするなら私達はこれからどうすればいいのだろう 
  
 律「どうやったら戻れるんだ」 
  
 助手席の真後ろの席に座っていた私は身を乗り出し中島に言う 
 チラッと見えたデスクトップには数式や英字がズラリと並んでいた
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:19:50.72 ID:qU7e1ms80
 中島「タラヲの力でこの世界に引きずり込まれたというのは事実です」 
  
 中島「まずはそれを自覚してください」 
  
 憂「うん・・・」 
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:20:17.54 ID:qU7e1ms80
 カツオ「でも強いといっても人間ですから、弾丸一発でも追いやることは可能ですよ」 
  
 中島「簡単に言ってくれるよ」 
  
 中島「次にフグ田マスオ、頭は良いのかもしれないけど特別目立つものはないなあ」 
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:20:43.66 ID:qU7e1ms80
 ガラッ 
  
 中島「くっさwwwwww」 
  
 カツオ「臭え部屋だなwwwwwwwwww」 
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:21:13.51 ID:qU7e1ms80
 pppppppppp 
  
 中島「!」カタカタカタ 
  
 律「なんだ」 
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:22:43.02 ID:qU7e1ms80
 律「急にお前らがおぞましく見えてきたぞ」 
  
 中島「やだなあ、ただの小学生ですよ」 
  
 カツオ「今まで通りで接してください」 
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:23:27.79 ID:qU7e1ms80
 中島「臭えなwwwwww」 
  
 カツオ「臭え臭えwwwwwwwwww」 
  
 憂「そ、そんなに匂う?」 
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:24:07.19 ID:qU7e1ms80
 中島「外出てるんで、早く着替えてくださいね」 
  
 カツオ「タオルは持っててあげますから」 
  
 バタンッ 
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:24:42.38 ID:qU7e1ms80
 律「憂ちゃんは可愛いんだって」 
  
 憂「そうかな・・・」テレッ 
  
 中島「ポニテって合いますよね」 
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:25:09.79 ID:qU7e1ms80
 顔を赤くして言う 
 怒ってはいないようだけど余程恥ずかしかったようだ 
 やりすぎた 
  
 憂「行こう中島くん」 
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:25:42.06 ID:qU7e1ms80
 憂「うん。あそこだね」 
  
 中島「さて」 
  
 ピッ 
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:28:01.25 ID:qU7e1ms80
 カツオ「皆さん部屋から取ってきたい物あります?」 
  
 憂「私は大丈夫だよ」 
  
 カツオ「じゃあこのまま行っちゃいましょうか」 
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:28:29.78 ID:qU7e1ms80
 いただきまーす 
  
 中島「すみませんね憂さん」 
  
 憂「ううん、私ハンバーグ大好きだから!」 
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:29:07.70 ID:qU7e1ms80
 普段はのほほんと笑う唯とにっこり笑う憂ちゃん 
 でもこういう壷にはまるというか 
 心底可笑しいと感じることに遭遇したときの笑い方はそっくりだ 
  
 お食事マナーには厳しい方だと思ってたけど案外集まり会なんて好きなのかもしれない 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:29:40.92 ID:qU7e1ms80
 カツオ「そう気を落とすな」 
  
 中島に励ましの言葉を贈り部屋の鍵を開けるカツオ 
  
 憂「布団敷かれてあるね」 
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:30:18.07 ID:qU7e1ms80
 カツオ「中島がだいぶ怒らせちゃったしね」 
  
 話に混ざれない律と憂は先に寝る布団を確保し、少し遠くから話だけ聞く 
  
 「対象はマスオと船とハゲの三匹か」 
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:31:19.41 ID:qU7e1ms80
 IKURA「何か質問は。答えられるものなら答える」 
  
 律「はい」 
  
 IKURA「言ってみろ」 
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:31:53.66 ID:qU7e1ms80
 憂「律さんだって」 
  
 律「私はヘアゴムで結ってるからほとんどいつも通りだもんねー」 
  
 憂「むむむ・・・えいっ」グイッ 
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:32:41.78 ID:qU7e1ms80
 〜 
  
 チュンチュン 
  
 小鳥「チュンチュン」 
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:33:16.09 ID:qU7e1ms80
 中島「タオルをどうぞ」 
  
 憂「ありがとう中島くん」ゴシゴシ 
  
 中島「律さん起きませんね」 
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 11:33:50.75 ID:qU7e1ms80
 〜 
  
 憂「あっ」 
  
 IKURA「・・・」ガチャガチャ 
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