過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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481:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:09:21.54 ID:aPn1RJ8Io


 腕をがっちり掴まれたまま身を寄せられ、顔をのぞき込まれる。
 すぐ側にとてつもなく真剣なオトコノコの顔があることにどぎまぎしながら、美希は彼に説明を求めるしかなかった。

以下略



482:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:10:57.84 ID:aPn1RJ8Io


「律子も参加するから?」
「ええ」

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483:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:11:36.15 ID:aPn1RJ8Io


 そう、律子は、彼の力量に期待を寄せているからこそ、一度綺麗に終わらせたはずの自らのアイドル活動を再び始動させたのではないか。

 そんな風に論理を展開すればいいと、美希の思考のどこかは主張している。
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484:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:12:36.68 ID:aPn1RJ8Io


 翌日、765プロ事務所内は、実に騒然としていた。

 トップアイドルとして君臨しながら、その絶頂とも言える時期に引退した秋月律子が復活するという、誰も予想していなかった事態が突然に起こったのだ。
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485:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:13:20.49 ID:aPn1RJ8Io


 そんな中、額を寄せ合い話し合う、竜宮小町の姿がある。

「あらあら」
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486:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:14:03.10 ID:aPn1RJ8Io


「あんたはどう思ってるのよ」
「え?」

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487:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:14:57.15 ID:aPn1RJ8Io


 ぱくぱくと口を閉じたり開いたりする美希。
 だが、彼女の舌は麻痺したように動かない。

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488:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:15:46.40 ID:aPn1RJ8Io


 そこまで言ったところで、まだあわあわしている美希に、あずさはにっこりと笑いかける。

「あ、美希ちゃんの場合は、まだ可能性はあると思うわよ。大事なのは、『お友達』になる前に女性として認識されてるかどうかだと思うの」
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489:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:16:41.64 ID:aPn1RJ8Io


「あんたが涼に友情以外のなんの感情も持っていないと言うなら……。
私たちは涼と律子の間をどううまく行かせるかって相談を始めるけど、それでもいいの?」
「……それは、その……」
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490:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:17:34.69 ID:aPn1RJ8Io


「さすがに、あんただって、そのあたりはそう思うでしょ?」
「え? あ、うん。もちろん。ミキだって、涼ちゃんが落ち込むことはないと思うし……」

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491:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:18:32.31 ID:aPn1RJ8Io


 美希とあずさがしっかりと自分に意識を移しているのを確認して、伊織は言い放つ。

「涼はいじけてるようだけど、これは、私たちにとってはチャンスよ。
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