3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/06/27(水) 21:06:47.33 ID:PSCXMJxg0
そのハッキリとした口調の声の主は、ボーイッシュな私の幼馴染みだった。
スラッと長くのびた足が特徴で、可愛いというよりカッコいいが似合う女の子、
私とは幼稚園の時からの付き合いだ。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/06/27(水) 22:06:12.26 ID:PSCXMJxg0
その後の昼休みもぼ〜っとしてた。
「また、ぼーっとしてるでしょ。大丈夫?」
「(窓の外眺め)」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/06/27(水) 22:16:27.71 ID:PSCXMJxg0
放課後に帰るときも
「じゃ、私は部活があるから、また明日。今日はよく寝なさいよ?」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/06/27(水) 22:49:56.15 ID:PSCXMJxg0
次の日の朝も
幼馴染「おはよう、今日は大丈夫?」
平凡女「うん、今日は元気元気ですっ」ムン!
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/06/27(水) 23:11:16.62 ID:PSCXMJxg0
夏が元気になっていくとともに、私の悩みも元気になっていった。
そんな日が続くなか、ホームルームでクラスの委員長が前に出た。
大事な話がありますので、聞いてください
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/06/27(水) 23:15:33.18 ID:PSCXMJxg0
ふと隣の席から視線を感じた。
幼馴染だった。
気付いた時、目が合ったけれど。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/06/27(水) 23:21:32.84 ID:PSCXMJxg0
ホームルームのざわめきが終わった後の下校道。
私の隣にはいつもなら部活で居ないはずの幼馴染がいた。
私の遅い足に合わせて歩いてくれる。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/06/27(水) 23:34:04.05 ID:PSCXMJxg0
今日はここまででお暇いたします。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/29(金) 19:48:17.71 ID:x1fUeowO0
とぼとぼと歩くアスファルトの上、車道を通り過ぎる車の音がやけに五月蠅く聞こえた。
歩くたびにうつむき加減になる私は口を開けない。
横目には相変わらずこちらを見ている幼馴染がうつる。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/29(金) 20:02:27.90 ID:x1fUeowO0
私が、うんとだけ答えると、
また静かになってしまった。
私が幼馴染に顔を向けると、もう歩いてる方に向いてしまっていた。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/29(金) 20:16:08.80 ID:x1fUeowO0
どうして話す気になったのか、それはきっと相手が幼馴染だからで
内容がほんとに馬鹿らしいからだ。
「私、ほら、とりえって言う感じのがなくって・・・。」
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