過去ログ - 光成「・・・パラサイトじゃと?」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 14:59:08.36 ID:oPI76kVIO
「居眠りなどする君が悪い、シンイチ正門の方を見ろ」
「すげえ車、なんだっけあれロールスロイスだっけ?」
「そんなことではない」
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2012/07/14(土) 15:06:17.91 ID:oPI76kVIO
「あ・・・あれ、徳川、テレビで見たことある」
「・・・嫌な予感がするな」
「予感?ミギー予感なんかするのか?」
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2012/07/14(土) 15:07:25.24 ID:oPI76kVIO
「どうした?ミギー」
「シンイチ、あそこの会話聞き取ってみろ・・・今、あの老人の唇の動きを読んでみたら、君の名前を言っていたようだぞ」
またまたご冗談をと言いたい所だったが、ミギーがこんな嘘をつく筈が無い。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:08:42.71 ID:oPI76kVIO
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2012/07/14(土) 15:10:33.94 ID:oPI76kVIO
「食堂と餌の確保・・・迅速に行動を起こさねばこの場所をそれにする、すぐに連絡をしろ」
この言葉を残し、娘はドアを開けその場を去った。
「兄貴・・・本当にあの娘が」
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:14:02.46 ID:oPI76kVIO
「実際にそれを目の当たりにしたのは、オヤジだけだ」
目を移すと顔を真っ青にして、ソファーにへたり込んでいる組長、遠藤宗吉が震える声を抑えながら呟く。
「言っただろう・・・赤羽の須藤の所に俺が出向いた時、皆殺しだぜ?思い出したくもねえ」
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2012/07/14(土) 15:15:23.38 ID:oPI76kVIO
冷静さを取り戻そうと遠藤は煙草に火を着けた。
「血の海の真ん中でこっちを見て『テストは終わりだ』だとよ・・・何がなんだかわからねえが必死で土下座して命乞いしたぜ」
「・・・よくご無事で」
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:16:30.95 ID:oPI76kVIO
良二に兄貴と呼ばれた男が、恐縮しながら一歩前に出た。
「人間を食う為の場所と、その人間・・・それが条件で怖い物無しの用心棒が手に入った訳です、感服します」
遠藤はまだ長いままの煙草を灰皿に押し付け、顔を上げた。
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2012/07/14(土) 15:20:03.42 ID:oPI76kVIO
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2012/07/14(土) 15:20:52.46 ID:oPI76kVIO
先ほど校長教頭両名は光成の「二人にしてくれんかの」の一言で渋々部屋を出て行った。
「あの・・・一体僕に何の」
「二人きりじゃの・・・いや三人か」
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:23:48.19 ID:oPI76kVIO
「警戒せんでもええ、君達のことを他所に話したりはせんよ」
「・・・なんのことだか」
「まあ、そう来ると思っとった・・・おい」
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