521:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/07(日) 23:14:47.29 ID:UsWududDO
まどか(大丈夫、絶対に大丈夫。昨日あれだけ寝ているクロちゃんを抱き締めたりして勇気をもらったんだ。やれるっ……やれるよ、私)
クロが聞いたらなんらかの制裁は避けられないであろうを事を胸の中で唱えながらまどかは自分を鼓舞する。
これから昼食である。
その時間を利用してさやかに話しかける、問題はない。
よしっと頬を両手でペシンっと叩いて気合いをいれた時だった。
さやか「まどか?」
まどか「いやあああああっ!!」
とてもじゃないが普通に驚いたとは思えない絶叫を上げたまどかに後ろから話しかけたさやかは驚愕の表情を浮かべる。
さやか「えぇっ!?いや、ちょっとあんたこっちに来なさいよ!!」
突然現れたさやかに腕を掴まれたまどかは、あれよあれよと言う間もなく屋上に連れていかれてしまった。
鉄の扉を開けて外に出ると空は青く、風が顔を撫でる。
少しだけ息を乱しているさやかがゆっくりとまどかの顔を見やる。
そこにあったのは浮かない顔で彼女自身も勢いに任したものの、どうすればいいか分からないようだ。
本当は自分がここに連れてこなければならなかったのだが、こうなってしまった以上腹を括るしかない。
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