過去ログ - ロバート「葉君と八重ちゃんは似合いのカップルだね」
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13: ◆lc8fM/f/jN38[saga]
2012/09/03(月) 05:10:02.06 ID:P1Wtri/Z0
葉「ああ。米軍にまで察知された。すぐに福岡まで行く必要がある」

葉「一度帰るから、家の方で待っててくれ」

ロバートとの通話を終了し、葉は携帯電話を折りたたむ。
現在、ナターシャが運転する自動車に、フィル、クリントとセットで葉は乗っている。

クリント「三枝。福岡に何がるんだ?」

葉「……抗癌剤の成分とデストロ線を消す薬さ。俺は、あの日以来、この力を消す方法をロバートと一緒に探していた」

クリント「ロバート・ブルース・バナー博士のことだな?」

葉「ああ。ロバートのチャット仲間に、Mr.ブルーっていう薬学に詳しい人がいて、協力してもらった。そして3日前、ようやく薬が完成したって連絡が入ったんだ」

葉「どこにいるかはMr.ブルー本人が前もって教えてくれた。さっきも言ったように、福岡市だ」

クリント「……俺たち個人としては、その力を暴走させないために消すというのなら、賛成したい」

ナターシャ「だけど、問題は私たちのボスも賛同してくれるかどうか。あなたの家の方にボスが直接お邪魔してるわ。家に着いたらすぐに相談しないと」

消すか、残すか、全てはニック・フューリーの判断次第。
一応の区切りがついたと見たフィルは、会話の話題を切り替えた。

フィル「Mr.グリーン。君の体液が混入した件だが、社員の人に聞いてみたところ、君の血が入ってしまったペットボトルがそのまま廃棄されなかっためだと確定した」

フィル「保健所の職員が、その場にいた社員を言い包めて包帯を取りに行くように仕向け、見ている人がいなくなったのを見計らって血が入っていない綺麗なペットボトルを廃棄」

フィル「そして血が入った方のペットボトルを捨てたと嘘の報告をして操業を再開させた。かくして、君の血が入ったガンマ・ソーダが世に出て、食中毒を起こしたという訳だ」

葉「……」

フィル「元々、その職員がいる保健所は濡れ衣を着せて飲食店やペットショップを潰すといった行為を定期的に繰り返している、という黒い噂が絶えなかったところだ」

フィル「即興で調べたから全部を確認できたわけじゃないが、調べることができた分は全部事実だった。……お礼参り、したい?」

葉「…………当たり前!」

そう答えた葉の両の瞳は、エメラルドのような緑色になっていた。





東京都某所の保健所。
件の女性の職員もそこにいる。
そこに、全身をローブのようなもので覆った子供が入ってきた。

保健所の職員「?」

その職員が話しかける直前、子供に異変が生じる。
何も履いていない足と、ローブのようなものからはみ出ていた手が肥大化する。
同時に子供はフードに当たる部分を脱ぐ。
その子供は……、葉であった。

葉「ぬ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ"あ゛あ"っ!」

やがて肥大化は進行し、肌の色も緑色へと変色。
それと同時にローブみたいなものも裂けていき、股間の回り以外がズタズタのコマ切れとなる。
遂には身長247.5cm、体重244sの巨体へと変貌した!

???「貴様みたいなやつは、ハルクが叩きのめす! この建物もぶち壊す!」

ハルク「ガア゛ア゛ア゛ア゛ーーーー!!」

ハルクは職員を掴み、顔面を容赦なく壁に叩きつける。
数回壁に叩きつけられたその職員は、うめき声を上げることすらできずに、全ての歯と上下のアゴと鼻の骨、顔面を粉砕され、壁に血の華を咲かせた。
職員をポイ捨てのように床に投げ捨てたハルクは、仕上げとばかりに今度は建物内の壁と柱を破壊し始めた……!






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