過去ログ - ロバート「葉君と八重ちゃんは似合いのカップルだね」
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52: ◆lc8fM/f/jN38[saga]
2012/12/27(木) 04:28:46.65 ID:4iTIKSa10
クリント「なら話は早いな。だがあの真鯛の怪物が邪魔だ。……………………ここから先は、コードネーム『ホークアイ』でやらせてもらうぞ」

そう言った瞬間に、ホークアイは弓を構え、矢の狙いをアボミネーションに定めた。
放たれた矢はアボミネーションに直撃するも、容易く弾かれる。
しかし、弾かれた瞬間に矢尻が爆発する。

ホークアイ「行け!」

ホークアイの合図と共に、葉たちは研究棟本官の裏口へ向かう。
アボミネーションの意識を葉たちに向かわせまいと、ホークアイは矢を何度も放つ。
タイミングよく、一足先に合流したサブマリナーとヒューマン・トーチが加勢。
3対1の血みどろの死闘が始まったのを尻目に、葉たちは走り出した。



サミュエルの個室。
強化ガラス棚のロックは銃で破壊されており、それだけではなくガラスの方も弾痕が大量についていた。
せめてもの幸いは、中身が1個を除いて全部無事であったことぐらいか。

サミュエル「だぁぁっ! このガラス棚、100万円以上したのに!」

ベティ「何でそんなにしたの?」

サミュエル「鉄筋入り特注強化ガラス製で電子ロック付きだから! 事が終わったら米軍に弁償させてやる!」

サミュエル「……失礼。ハルク、急いで輸血するからな」

それから数秒で準備が完了し、葉の腕にまた注射針が刺された。
そして、機械が動き出して輸血が開始される。
輸血が終わり、少しの間だけ、葉の眼が緑色に変わる。

サミュエル「輸血終了。いつでもOKだよ!」

葉「……」

葉は無言で部屋を出る。
八重たちは、ただ無言でそれを見送るしかなかった。
そして八重は、ガラス棚に置かれている容器をただ見つめだす。

八重「……」

ベティ「八重?」

ロバート「……八重、ここを出よう。出るまで喋るんじゃないぞ」

サミュエル「頼むから消音モードで! 今言おうとしてるのが察知できたから! それを言われたら好奇心に負けそうだから言わないでくれ!」

八重「例え治療できたとしても、いつあんなのが出てくるか分からない……。おちおち元に戻れないなら……」

八重「三枝君の血を、わたしにも入れてください!」

ベティ「落ち着きなさい! 茨の道を歩くつもり!?」

サミュエル「そうだぞ。ロス博士の言う通りだ。修羅になる必要はないんだからね」

八重「茨の棘なんか効かないような体になるんでしょ」

八重「ただ見送るだけなのは……」

ロバート「葉の力になりたいんだな?」

八重「はい」

ベティ「葉はショックを受けるわよ」

八重「そのショックも、代わりに受け止めます」

サミュエル「……僕が撲殺されそうになったら、とりなしてくれよ! さ、注射針を刺すから診察台に寝そべって!」








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