42: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:00:30.02 ID:mVZBQuHy0
里志「断る事だって、できただろう?」
里志「今日の件もそうだけど、今までの事件もね」
奉太郎「それはだな、あいつの事を拒否したらもっと厄介な事になるだろ」
43: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:01:15.56 ID:mVZBQuHy0
ああ、もうこんな所まで歩いていたのか。
里志の話は半分程度しか聞いていなかった気がするが、どうやら案外耳に入っていたらしい。
里志「じゃあね、ホータロー。 また明日」
44: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:02:53.20 ID:mVZBQuHy0
それが千反田なら?
あいつの「気になります」も、人の秘密やプライベートの事になると、さすがに聞いてはこない。
しかし、最終的に俺は頼みごとを引き受けるだろう。
45: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:03:45.65 ID:mVZBQuHy0
供恵「奉太郎、そろそろ起きなさいよー」
姉貴によって、起こされた。
奉太郎(今は……10時か、大分寝ていたな)
46: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:04:50.23 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「さ、最初に言え! バカ姉貴!!」
それと同時に、玄関から出る音がした。
摩耶花「朝から大変ねえ、あんたも」
47: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:05:51.87 ID:mVZBQuHy0
〜3日前〜
俺はその日、なんとなくで古典部へと向かった。
部室に入ると、既に俺以外は集まっていた。
48: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:07:03.46 ID:mVZBQuHy0
える「やはり、何か目的が欲しいですね」
里志(える)「うーん、確かにそうだね」
里志(える)「千反田さんの言葉を借りると、目的無き日々は生産的じゃないよ」
49: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:07:48.34 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「ちょっと待て」
摩耶花「なによ」
奉太郎「俺はここまで無愛想じゃないだろう」
50: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:08:53.88 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「いや全く」
里志は苦笑いをし、言った。
里志「まあ、ホータローがちゃんと聞いていなかったのがいけないかな」
51: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:10:08.59 ID:mVZBQuHy0
おし、通った。
伊原は尚も何か言いたそうに見てくるが、反論する言葉が出てこないのだろう、口を噤んでいた。
里志「ホータローの言う事にも一理あるね、確かにそれじゃあただの読書好きの集まりだ」
52: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 22:11:28.10 ID:mVZBQuHy0
摩耶花「こういうのはどうかな、月1でも月2でもいいんだけど」
摩耶花「文集を1冊作るっていうのは」
なるほど、4人で一つを作れば内容は変化していく、確かにこれなら同じような内容にはならないかもしれない。
1002Res/604.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。