過去ログ - 奉太郎「古典部の日常」
1- 20
819: ◆Oe72InN3/k
2012/09/27(木) 22:39:21.77 ID:Bq5OdWnm0
……やはり、一筋縄では行きそうにない。

奉太郎「さすがは、女帝さんだ」

奉太郎「……そうですね、それは反論としてはもっともだ」
以下略



820: ◆Oe72InN3/k
2012/09/27(木) 22:39:47.26 ID:Bq5OdWnm0
そうか、やはり……

奉太郎「……なら、随分とおかしな話になるんですよ」

入須「どういう事か教えてもらおう」
以下略



821: ◆Oe72InN3/k
2012/09/27(木) 22:41:12.50 ID:Bq5OdWnm0
入須「……」

初めて、入須が押し黙った。

奉太郎「だがそれは違う、あなたはさっきそれが本心だと言った」
以下略



822: ◆Oe72InN3/k
2012/09/27(木) 22:41:53.08 ID:Bq5OdWnm0
奉太郎「……次の話にしましょう」

入須「話をコロコロ変えるのは、嫌われてしまうよ」

その言葉に返す気は、無かった。
以下略



823: ◆Oe72InN3/k
2012/09/27(木) 22:42:24.87 ID:Bq5OdWnm0
奉太郎「言い方が悪かったですね」

奉太郎「正確に言うと、俺と入須先輩が遊んでいる……具体的には違いますが」

奉太郎「それを見られ、仲良くする二人の事がばれても押し通す必要があった」
以下略



824: ◆Oe72InN3/k
2012/09/27(木) 22:43:12.24 ID:Bq5OdWnm0
奉太郎「本当に、安心しましたよ」

奉太郎「俺が思っている様な人では、あなたは無かった」

入須「くどいのは嫌いだとさっきも言った、単刀直入に言ってくれ」
以下略



825: ◆Oe72InN3/k
2012/09/27(木) 22:44:18.58 ID:Bq5OdWnm0
奉太郎「……あなたには、この計画を成功させなければならない理由があった」

奉太郎「そう考えると、どうでしょうか」

奉太郎「それなら自分が憎まれる役を演じるのが最善、そうなりませんか?」
以下略



826: ◆Oe72InN3/k
2012/09/27(木) 22:44:57.58 ID:Bq5OdWnm0
奉太郎「そして、姉貴は恐らくあなたにこう言ったでしょう」

奉太郎「あいつはどうにも自分の事が分かって無さ過ぎる、少し……協力して貰えないか」

奉太郎「大体はこんな感じだと思っています」
以下略



827: ◆Oe72InN3/k
2012/09/27(木) 22:45:53.80 ID:Bq5OdWnm0
入須はそう言うと、屋上の手すりに寄りかかる。

空を見上げながら、ゆっくりと口を開いた。

入須「始めは本当に、君と千反田を幸せにしたかった」
以下略



828: ◆Oe72InN3/k
2012/09/27(木) 22:46:37.16 ID:Bq5OdWnm0
奉太郎「自己犠牲、ですか」

俺の言葉を聞き、入須は柔らかく笑うと頷いた。

入須「そうだ、それが最善だった」
以下略



1002Res/604.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice