過去ログ - 奉太郎「古典部の日常」
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897: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:43:06.98 ID:CobecYnF0
そう姉貴に言うと、俺は家を出て自転車に跨った。

これなら、千反田の家まではすぐだ。

風呂にはもう入っていたが……必死で漕いだせいか、冬だと言うのに汗が気持ち悪い。
以下略



898: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:43:36.98 ID:CobecYnF0
気付けば下り坂は終わりを迎え、ゆっくりと視界に千反田の家が見えてくる。

……俺は、答えを出せなかった。

こんな感じは初めてだった。
以下略



899: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:44:04.09 ID:CobecYnF0
奉太郎「里志、スイートピーの花言葉って分かるか?」

それに対し、里志はこう答えた。

里志「色々あるよ、でも一番有名なのは【別離】かな。 別れの花として有名だね」
以下略



900: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:44:30.06 ID:CobecYnF0
〜三日後〜

あれから一度も、千反田は学校に来なかった。

毎日電話をしたが……とうとう繋がることは無かった。
以下略



901: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:45:03.80 ID:CobecYnF0
〜古典部〜

扉を開けると、里志と伊原が居た。

俺が一番居て欲しかった千反田は……居なかった。
以下略



902: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:45:42.31 ID:CobecYnF0
以上で第28話、終わりとなります。

続いて第29話、投下致します。


903: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:46:12.90 ID:CobecYnF0
俺は伊原からメモを受け取り、目を通した。

そこにはいかにも千反田らしい、達筆な字でこう書いてあった。

『すいません、この様な形での挨拶となってしまいまして。』
以下略



904: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:46:51.73 ID:CobecYnF0
奉太郎「仮に、それが俺に宛てられた物だとしよう」

摩耶花「あんた……!」

里志「摩耶花、いいよ。 続きを聞こう」
以下略



905: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:47:21.44 ID:CobecYnF0
摩耶花「……あんたしか、居ないでしょ」

摩耶花「悔しいけど、あんたしか居ないのよ」

摩耶花「ちーちゃんを幸せにできるのは、折木だけなんだよ」
以下略



906: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:47:47.44 ID:CobecYnF0
〜折木家〜

時刻は既に、20時を回っている。

だがどうにも俺は、行く決心が付いていなかった。
以下略



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