29:▲[saga]
2012/09/12(水) 06:46:16.25 ID:/2wpOKcF0
  
 杏子「ええと……」 
  
 杏子はカウンターの上においてある、図書館のパンフレットを手にする。 
 内部の地図と本が置かれている場所を、ジャンル事に判りやすく分けて説明されている 
30:▲[saga  sage]
2012/09/12(水) 06:47:49.41 ID:/2wpOKcF0
 杏子「ぅぅ」ブルル 
  
 階段を上っている最中、急に体をブルっと捻らせ、足をクネクネさせる。 
  
 杏子「ト、トイレ……先にトイレ行くか」 
31:▲[saga  sage]
2012/09/12(水) 06:52:12.01 ID:/2wpOKcF0
 黒い手帳より 
  
 『○月○日 
  
 この世は狂ってる。 
32:▲[saga  sage]
2012/09/12(水) 06:54:31.79 ID:/2wpOKcF0
 トイレで用を足した杏子は、ようやく三階の『郷土歴史コーナー』に辿り着く。 
  
 杏子「量が多すぎだろ」 
  
 自分よりも身長の高い本棚が、長い廊下のように延々と続いている。 
33:▲[saga  sage]
2012/09/12(水) 06:57:12.66 ID:/2wpOKcF0
 ザザ、ザザザ……ピィィィィ、キュィィィイィンン 
  
 杏子「!?ノイズが……」 
  
 杏子「使い魔のお出ましってか……ったく、図書館なんだから静かにしろってんだ」 
34:▲[saga  sage]
2012/09/12(水) 07:00:46.47 ID:/2wpOKcF0
 杏子「ハァハァ……!」 
  
 杏子は1階エントランスホールに付き、1階の非常階段の扉まであと少しの所まできていた 
  
 ガチャッ!! 
35:▲[saga  sage]
2012/09/12(水) 07:03:28.96 ID:/2wpOKcF0
 ウォォォォォォォォン……ウォォォォォォォォン…… 
  
 ザザ、ザー…キュィィィイィンン!! 
  
  
36:▲[saga  sage]
2012/09/12(水) 07:05:28.33 ID:/2wpOKcF0
 キィィィィィィ……キィィィィィィ…… 
  
 鉄とコンクリートが摩擦しあう、あるいは黒板を爪で引っかいた様な音が聞こえる。 
 人が聞いたら、嫌悪を抱きたくなる残響だ 
  
37:▲
2012/09/12(水) 07:06:43.89 ID:/2wpOKcF0
 今日はここまで 
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2012/09/12(水) 07:13:25.04 ID:hMlpwpwAO
 ▲様降★臨 
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/12(水) 10:11:56.63 ID:T0BabdS9o
 乙 
316Res/255.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。