過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/10(月) 22:10:34.55 ID:f2pJeNOlo

 敷地の全容は中で働いているものにしか分からない。外側からは把握できないほど広いのだ。

 ショールームは門のすぐ傍にあり、こちらは一般にも開放されていた。
 僕は夏休みで暇を持て余した小学生の姪を連れて、近所の自宅からこの工場へと歩いて向かった。

 無骨に見える工場と、人を寄せ付けない巨大な門のせいか、ショールームは客寄せに難儀していた。
 もちろん家を新築する場合などは、こういった場所にやってくるという場合もある。
(というより、そういった用事以外でこんな場所に来る理由を僕は思い付けない)

 けれどその日に限っては事情が違い、子供向けのヒーローショーが催されていた。 
 その催事はどちらかというと、グループ加盟店の宣伝としての意味合いが強かったのだろう。

 展示場を抜けた中庭にはいくつかのテントが立てられ、その下では浄水器だの非常時用ランプだのの宣伝が行われていた。
 集客は――「こういった場所にしては」という枕詞があるにしても――なかなかだった。
 近所の住宅街に住む大勢の子供連れが、無料で配られた水(例の浄水器を通してある)とうちわで熱気をごまかしていた。




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