過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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2013/01/04(金) 10:06:24.45 ID:AaYHklSco
「この魔法に巻き込まれた人間っていうのは、魔法から脱出するとき、分岐した"その先"にいけるんだけど、イケニエだけはそれができない」
「なぜ?」
以下略
808
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2013/01/04(金) 10:06:57.43 ID:AaYHklSco
「いや。でも、もともとこの世界にいた人間はイケニエになることはできない」
「つまり、イケニエになれるのは、この場にいる僕を除いた三人と」
以下略
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2013/01/04(金) 10:07:23.40 ID:AaYHklSco
◇
そのあと起こったことを、わたしはよく覚えていない。
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810
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2013/01/04(金) 10:08:00.83 ID:AaYHklSco
わたしはふと目を覚ますとわたしの部屋にいた。"わたし"の部屋。
祖父母の家の中に存在する"わたし"の世界の"わたし"の時間の"わたし"の部屋。
時計の秒針が動く音が聞こえた。カチカチという音。窓から差すカーテン越しの朝の陽ざし。それは以前より柔らかに感じられる。
以下略
811
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2013/01/04(金) 10:08:42.46 ID:AaYHklSco
わたしはベッドを這い出た。日めくりカレンダーは八月の上旬の日付を表している。
祖母が起きたわたしを見て「体調はよくなった?」と言った。わたしはぼんやりとした頭のまま頷いた。
何が起こったんだろう?
以下略
812
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2013/01/04(金) 10:09:18.35 ID:AaYHklSco
わたしはとにかく生きている。そしてさっきまでの出来事は、きっと全部ただの夢でしかなかったのだろう。
そう思うことがおそらく幸福であるということなのだ。
以下略
813
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2013/01/04(金) 10:10:00.80 ID:AaYHklSco
死んだはずなのに、生きている。
そういうこともあるんだなぁとわたしは思った。死んだのはきっと夢だったのだ。
そのあとに起こったこともすべて夢だった。そう思わないと、理屈が成り立たない。
以下略
814
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2013/01/04(金) 10:10:43.26 ID:AaYHklSco
◇
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2013/01/04(金) 10:11:12.36 ID:AaYHklSco
「僕は姪がそばにいれば、他のことはどうだっていい」
と僕は言った。これは魔女に向けた言葉だった。
以下略
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2013/01/04(金) 10:12:32.76 ID:AaYHklSco
彼女が声を発した。
「どうして?」
以下略
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