218: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:08:00.88 ID:YzhxCR+d0
俺は思わず聞き耳を立てる。
摩耶花「黒くてツヤツヤしてて。サラサラなのにフワッとしてて……」
える「そんな。……照れてしまいます」
219: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:08:35.98 ID:YzhxCR+d0
摩耶花「ねぇねぇ、触ってもいいかな……?」
える「はい、どうぞ」
伊原が嬉しそうに千反田の後ろに回りこんだ。
220: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:09:27.59 ID:YzhxCR+d0
摩耶花「ハァ……。気持ちよかった……」
伊原はセクハラ……、もといスキンシップを堪能すると、自分の席に戻る。
える「髪と言えば……、わたし、折木さんの髪が気になります!」
221: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:10:10.55 ID:YzhxCR+d0
奉太郎「そうだぞ、千反田。別に触ったって面白いことは何もない」
だが千反田はなおも力説する。
える「皆さんはわかってないです! ……だってこんなにフサフサしてて……。モコモコで……。
222: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:10:52.99 ID:YzhxCR+d0
……た、確かにちょっとくすぐったいな。
える「はぁ……。モフモフです……」
千反田のうっとりとした声が聞こえる。
223: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:11:35.97 ID:YzhxCR+d0
や、待て。それは何だか……、まずい。
俺は恥ずかしさとくすぐったさで、身をよじる。
だが千反田は、なおも息をすることをやめない。
224: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:12:12.96 ID:YzhxCR+d0
里志「そう言えばさ」
里志が言う。
里志「ホータローの髪、ずいぶん伸びたよね。そろそろ切った方がいいんじゃないかな」
225: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:13:00.84 ID:YzhxCR+d0
摩耶花「何だったらわたしが切ってあげよっか?」
奉太郎「伊原が?」
思わず伊原の方を向く。
226: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:13:52.53 ID:YzhxCR+d0
里志「じゃあ決まりだね。いつにする?」
楽しそうに里志が言う。何でこいつが仕切ってるんだか。
奉太郎「土曜日の放課後はどうだ?」
227: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:14:37.86 ID:YzhxCR+d0
そして土曜日の放課後がやって来た。
俺たち四人は、揃って俺の家へ向かう。
俺はムスッとしていた。
228: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:15:34.17 ID:YzhxCR+d0
そうこうしてるうちに、俺の家へ到着する。
奉太郎「まあ、入れよ」
里志「お邪魔しまーす」
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