過去ログ - 奉太郎「38度9分か……」
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83: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:10:58.52 ID:La4hkDje0
奉太郎「ああ、来たな」

里志は一人でうんうん頷いている。

里志「そうだろうとも。で、何かあったかい?」
以下略



84: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:12:55.11 ID:La4hkDje0
里志「ホータローは、彼女の気持ちに応える覚悟、あるのかい」

もちろんある。と言おうとして、俺は言葉を飲み込んだ。

果たして本当にそうなのだろうか。
以下略



85: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:14:53.47 ID:La4hkDje0
里志「おっはよう! 千反田さん!」

里志が手を振る。

える「おはようございます、福部さん。折木さんも」
以下略



86: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:16:54.86 ID:La4hkDje0
奉太郎「俺を待っていたって言ってたが、何か用だったか?」

える「いえ、用というのではないんです……。ただ……」

奉太郎「ただ?」
以下略



87: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:18:54.28 ID:La4hkDje0
放課後、古典部の部室に行くと、既に摩耶花さんが来ていました。

える「こんにちは、摩耶花さん」

摩耶花「あ、ちーちゃん」
以下略



88: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:20:54.80 ID:La4hkDje0
摩耶花「……何よ、あいつ結局、ちーちゃんのこと泣かしてるんじゃない。
   まったく、あの朴念仁ときたら……」

える「いいんです、摩耶花さん。わたしも悪かったんです」

以下略



89: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:22:54.97 ID:La4hkDje0
ガラガラと戸が開きます。

里志「やあ、摩耶花、千反田さん。ご機嫌いかが?」

える「福部さん、こんにちは」
以下略



90: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:24:54.04 ID:La4hkDje0
摩耶花「こうなったら、何かお祝いしてあげなくちゃいけないかしらね」

える「そんな! お祝いなんて、大袈裟です! わたしは、お二人の言葉だけで十分です……」

里志「おめでとう、千反田さん。よかったね」
以下略



91: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:26:53.54 ID:La4hkDje0
いかんいかん。すっかり遅くなってしまった。

昨日までに提出する宿題があったのだが、休んだことですっかり忘れていた。

おかげで、今まで居残りをする羽目に陥っていたのだ。
以下略



92: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:28:55.02 ID:La4hkDje0
俺は千反田に、早く会いたいのだ。

だけどそのことに、何故か気後れを感じてしまっていた。

どうしてだろう。誰に遠慮することもないはずなのに。
以下略



93: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:30:52.49 ID:La4hkDje0
千反田は、いた。

える「あ、折木さん」

千反田が嬉しそうに立ち上がる。
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