過去ログ - 異形使い「あなたを追ってここまで来た!」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/15(土) 18:14:01.70 ID:2n3LajKko

 植物域という形で分断された人の居住区は、一応のところ自給自足を基本としている。
 自分たちに必要なものは自分たちで用意したほうが当然ながらてっとり早い。

 だがそれにも限界はあった。ある植物域では栽培できるものが別の植物域では難しいか不可能といったようなことがときたま起こる。
 そのため物資を融通し合うために補給馬車が植物域間を行き来した。
 高価な代物が載っていることも珍しくなく、強盗の危険は常に付きまとっている。

 通常は軍が多人数でそれを護衛する。
 荒野のエキスパートらによって構成された護衛団は屈強で、今まで強奪にあったという話は聞いていない。
 というよりよほどの酔狂でない限り国を相手取ってまで襲撃しようとは思わないだろう。

 加えて補給馬車の進行ルートは極秘事項として扱われていて、一般人が知る手段はない。
 荒野を渡る行路は数パターンに分かれ、その時々によっても通る道は違う。

 秘密を守るために、補給馬車の御者の選定にも厳格な基準が設けられる。
 もし情報を漏洩させれば、それはそのまま漏洩させた者の命にかかわる。



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