過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その2【土方×もっさん】
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907
:
坂本圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2013/12/26(木) 17:35:23.75 ID:Tdnqcj6Z0
しばしの沈黙ののち、先に口を開いたのは閣下であった。
「…………君が今回の人事に不満を持っているのは分かる。だが軍の人事と言うものはそのような一個人の感情で左右されてはならないものだ」
「ですが!私は」
「ここにも多数の来客があったよ。中には驚くほどに身分の高い方もおられ、皆が口をそろえて貴様を坂本の元から離すのはよくないと言っていた。…………正直、君の交友関係の広さには驚かされた。だが、誰に何を言われようとこれは決定したことだ。……前にも言ったが配属先については君の希望を最大限配慮しよう。これが最大限の譲歩だ」
以下略
908
:
坂本圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2013/12/26(木) 17:35:56.64 ID:Tdnqcj6Z0
「ふっ…………ざけるなっ!!」
唐突に私のあげた大声に、長官閣下の表情が驚きに染まる。
以下略
909
:
坂本圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2013/12/26(木) 17:36:25.65 ID:Tdnqcj6Z0
「あんたらは知ってんのか?いつも快活に笑い、隊員たちの事をだれよりも気にかけ、戦いになれば誰よりも勇敢に先陣を切る少佐、その少佐が日々どんな思いで危険な訓練をしているのか!」
「何が少佐の武勲は巨大すぎる、だ!なにが人事上の慣行だ!安全な司令部にいて人の足引っ張るしか能のない奴らに、少佐のことをとやかく言う資格なんてないんだよ!」
「…………もういい。あんたらが少佐をそう言う目でしか見られないならこんな軍、やめ―――」
「そこまでだ!!」
以下略
910
:
坂本圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2013/12/26(木) 17:37:02.33 ID:Tdnqcj6Z0
「も、申し訳ございません!」
慌てて長官をソファに寝かせ、まだ咳込んでいる長官の背中をさする。
「ドアの外まで聞こえていたぞ。じきに憲兵が来るだろう。とりあえず貴様はそれまで頭を冷やしていろ」
以下略
911
:
坂本圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2013/12/26(木) 17:37:34.58 ID:Tdnqcj6Z0
その時、ドアを小さくノックする音が聞こえる。
長官閣下は私たちを目で制すると、ノックに答えるように声を上げた。
「何だ」
「憲兵隊の者です。先ほどこの部屋からただならぬ怒声が聞こえたとの報告がございまして」
以下略
912
:
坂本圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2013/12/26(木) 17:38:05.22 ID:Tdnqcj6Z0
「土方兵曹。それほどまでに坂本のもとにいることが大事なのだな」
「…………は」
その視線を受け止め返すようにして、しっかりと頷く。
自分のしでかしたことに対していかなる弁解も、謝罪もしない。
以下略
913
:
坂本圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2013/12/26(木) 17:38:44.31 ID:Tdnqcj6Z0
「……土方」
数歩歩いて廊下を曲がったところで立ち止まった少佐が正面を向いたまま私に話しかけてくる。
「こういう時、どういう態度を取ればいいのだろうな」
以下略
914
:
坂本圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2013/12/26(木) 17:40:37.67 ID:Tdnqcj6Z0
以上です。
かなり力技で終わらせましたw
これ以上だらだら続けるのも何だと思ったので。
以下略
915
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/12/26(木) 18:05:20.67 ID:XbEd7nbGo
乙
土方くん優しい長官で良かったね
916
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/12/26(木) 18:54:26.33 ID:s5dLNUAOO
乙乙
こら、土方!
銃殺されてもおかしくなかったぞ!
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