279:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/25(日) 09:31:18.60 ID:17xPWvffo
ほむら「待って」
立ち去ろうとするマミを、ほむらが引き止める。
ほむら「今夜、佐倉杏子と一緒にうちに来て」
280:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/25(日) 09:33:09.76 ID:17xPWvffo
【夜/ほむらのアパート】
部屋をワルプルギスの夜についての資料が埋め尽くしている。
マミ「結界に身を隠す必要のない、自然災害レベルの魔女、ねえ……」
281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/25(日) 09:34:20.49 ID:17xPWvffo
杏子「ま、いいんじゃねえの?この資料だと、ワルプルギスの夜は時間を止めるような奴じゃないしな」
杏子「そんなずりー能力じゃなきゃ、あたしが負けるもんか」
マミ「まだ根に持ってるの?むしろ本気で敵に回さずにすんだことに感謝しなさい」
282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/25(日) 09:35:59.80 ID:17xPWvffo
マミ「あとは幻惑の魔法と私たちの組み合わせ、という手があるわね。標的を分散させることで……」
杏子「もう幻惑は使えねえ。どうしてもダメなんだ。まやかしってとこに悪いイメージが絡みついて」
杏子「家族の話なら、あたしなりにもう割り切ったつもりなんだけどな」
283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/25(日) 09:37:05.44 ID:17xPWvffo
ほむら「質問の意味がわからないわ」
マミ「あなたが見滝原に来たのは、せいぜい一ヶ月前」
マミ「自分の攻撃が通用しない相手とわかっていながら、それでも戦うと言う」
284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/25(日) 09:38:29.75 ID:17xPWvffo
杏子「って、じゃああたしたちに勝ち目はないのかよ!」
マミ「勝率を上げる方法ならあるわ」
ほむら「それ以上は言わないで」
285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/25(日) 09:40:05.38 ID:17xPWvffo
杏子「畜生、ソウルジェムが濁ると魔女になるってのは、やっぱりろくでもねえな」
マミ「それが、見滝原のすべての人々の生命と引き換えでも?」
ほむら「私が見滝原に来てからせいぜい一ヶ月、とあなたは言ったわ」
286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/25(日) 09:41:14.77 ID:17xPWvffo
杏子「おい、いくらなんでも言いすぎだろ」
ほむら「……これ以上、建設的な話は期待できないわね」
ほむら「今回は分かり合えたと思ったけど、あなたの言うとおり」
287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/25(日) 09:43:23.75 ID:17xPWvffo
マミが玄関のドアを開けると、帰ってきた天童と鉢合わせになる。
天童「あっ、マミちゃん」
マミ「こんばんわ。お邪魔しました」
288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/25(日) 09:44:32.27 ID:17xPWvffo
天童「出た。『どうせ』」
天童「前に担当した奴はよ、それこそ口癖のように『どうせ』『どうせ』言うネガティブ人間だった」
天童「それが、俺のありがたーい指導のおかげで命題をクリアしてそれなりに格好よくなったもんだ」
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