過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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678:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:51:11.63 ID:NmcSo/nB0
理緒はそう言って、病室の入り口を手で指した。

「出て行ってください。
汀ちゃんは、次のダイブまでゆっくり休まなきゃいけないんです。
あなたも、休んだ方がいいと思います」
以下略



679:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:51:40.17 ID:NmcSo/nB0
ソフィーはしばらく鼻息荒く彼女を睨んでいたが

「ふんっ!」

と言ってきびすを返した。
以下略



680:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:52:16.54 ID:NmcSo/nB0


三時間後、理緒は暗い表情で、うとうとと半分睡眠状態に
入っている汀を乗せた車椅子を押して、施術室に入ってきた。

以下略



681:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:52:50.81 ID:NmcSo/nB0
「でも先生……これじゃ、汀ちゃんが可哀想です。
汀ちゃんは、道具じゃないんですよ」

その声を、部屋の隅で腕組みをして、
壁に寄りかかっていたソフィーが聞いていた。
以下略



682:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:53:28.92 ID:NmcSo/nB0
「え……」

「全員、帰還できなかった」

そう言って、大河内は汀の頭に
以下略



683:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:54:04.82 ID:NmcSo/nB0
そして汀の意識がないことを確認して、
ソフィーを歪んだ視線で見る。

慌てて視線をそらした彼女から理緒に目線をうつし、
彼は首を傾げて言った。
以下略



684:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:54:34.13 ID:NmcSo/nB0
「さぁ、二回目のダイブだ。今回は十分に設定する」

「十……?」

ソフィーがそこで声を荒げた。
以下略



685:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:55:04.98 ID:NmcSo/nB0
「口論をしている時間はない。
ソフィーも準備をしてくれ。
無理だと判断したら、今回も回線を強制遮断する。
その点では安心してくれていい」

以下略



686:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:55:46.33 ID:NmcSo/nB0


ザッパァァァァンッ! と、凄まじい音を立てて、
三人は頭から海に落下した。

以下略



687:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:56:23.57 ID:NmcSo/nB0
バシャバシャと水を撒き散らしながら、
浮いたり沈んだりしている。

本当に泳げないらしい。

以下略



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