過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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923:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:54:17.14 ID:CgQnpWSV0
圭介は一瞬沈黙してから、大河内を見ずに淡々と言った。

「そうすれば、自殺病がここまで拡大することもなかった」

「…………」
以下略



924:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:54:54.47 ID:CgQnpWSV0
「理緒ちゃんが遭遇したのは、紛れもないスカイフィッシュだ。
もう既に人間じゃない」

「ど……どういうことですか?」

以下略



925:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:55:31.72 ID:CgQnpWSV0
「スカイフィッシュとは、DIDで分裂した人間の精神だ。
分かるかい? マインドスイーパーは既に、
DID(精神分裂病)にかかっている患者なんだよ」

「え……?」
以下略



926:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:56:20.05 ID:CgQnpWSV0
「蓄積されたエラーは、
されればされるほど強力なトラウマとなって心を侵食する。
だから、強力なマインドスイーパーの夢に出てくるスカイフィッシュほど、
夢の持ち主がかなうわけはないんだ。
自分自身の恐怖心が分裂した、と言えばより分かりやすいかな」
以下略



927:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:56:54.44 ID:CgQnpWSV0
「……あの……じゃあ、工藤さん……」

「工藤?」

「あ、いえ……」
以下略



928:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:57:39.09 ID:CgQnpWSV0
圭介が息をついて、立ち上がった。

「そろそろいいかい? 俺も大分疲れた。休ませてもらいたい」

「高畑先生が操っていた、
以下略



929:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:58:30.78 ID:CgQnpWSV0
「じゃあ……汀ちゃんは……」

「汀は、君の話によるとスカイフィッシュの変異亜種の攻撃で
やられたわけじゃないんだろう?
連れていた女の子が撃ち殺したらしいな。
以下略



930:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:59:00.93 ID:CgQnpWSV0
「いいわけがないだろう」

淡々と、圭介は無表情でそう返した。

「君はそれでいいのかい?」
以下略



931:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:59:36.28 ID:CgQnpWSV0
「ああ分からないな。道具に感情なんてないからな」

「道具……?」

理緒は顔を青くして立ち上がった。
以下略



932:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 18:00:18.97 ID:CgQnpWSV0
「そんな……酷い……」

「酷くなんてないさ。ただ、そんな赤ん坊同然の君達が、
出来ることはダイブだ。
だがそれさえも、俺達の補助がなければ出来ない。
以下略



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