過去ログ - まどか「杏子ちゃん、それはちょっと食べすぎじゃない……?」
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◆GnIWQD74f.
[saga]
2012/10/25(木) 22:16:24.04 ID:srSbMbxvo
そう言って佐倉杏子はまだまだ遠くにいるワルプルギスの夜の方を少しだけ見た。
「ええ、その通りね。……はっ!」
佐倉杏子と会話をしていると、一体の格闘系の使い魔が、私目掛けて飛び蹴りをしてきたので、
私はベレッタM92FSを盾の中から取り出して、その使い魔を撃ち抜いた。
更に三体の格闘系の使い魔が巴マミに襲いかかろうとしたので、ベレッタM92FSをその場に投げ捨てて、
素早く軽機関銃を盾から取り出し、その使い魔達に照準を合わせて撃ち放って倒した。
「ありがとう。暁美さん」
巴マミが笑顔で私にお礼を言ってくれたけれど、私は恥ずかしく思ってしまったせいで少し素っ気なく返事を返してしまった。
「問題ありません」
「よし、大分片付いたんじゃ無いかい? おっと、危ないっ」
佐倉杏子はそう言って、遠くから私を狙い撃とうとする魔術師系の使い魔目掛けて槍を思い切り投げ付けて、見事に貫いた。
すると、そいつの隣にいた支援系の使い魔がこちらに突進しようと飛んできたので、私は投げ捨てていたベレッタM92FSを拾って、そいつを撃ち抜いた。
そして、私はベレッタを盾の中へとそっと納めた。
「それにしてもあなたの投擲……すごい飛ぶわね。あなたに兵器なんていらなそうだわ」
私は、佐倉杏子の身体能力の高さに心底驚いてしまった。
「へへっ。そりゃまあ、あたしが兵器みたいなもんだからね〜」
「うふふ、佐倉さんたら頼もしいのね」
巴マミがそう言うと、佐倉杏子は恥ずかしそうに巴マミから目を逸らしながら、彼女の事を褒める。
「へっ、マミだってすごく頼もしいぜ……」
「ありがとう、佐倉さん」
佐倉杏子に褒められた巴マミが羨ましかったのか、不満そうにしていた美樹さやかが自己主張する。
「ええ〜、あたしはあたしは〜?」
そんな美樹さやかに対して、佐倉杏子は嬉しそうに答える。
「もちろんさやかも頼りにしてるよ。この短期間で心も体も相当強くなっているからね」
「ありがとうっ! 杏子!」
美樹さやかは佐倉杏子に褒められて、とても嬉しそうにしていた。
「まあ、このベテランのあたしが直々に修行をしてやったからね〜。強くならない筈がないのさっ!」
佐倉杏子はそう言って、鼻高々と笑っていた。そんな彼女の事を美樹さやかは、ジト目で眺めていた。
「ああ……。まあそうなんだけどさあ……」
(美樹さやか。あなたの気持ちよく分かるわ。佐倉杏子ったらいつも一言多いものね)
私は珍しく、美樹さやかに対して同情をしてしまった。
それにしても、みんなの絆がここまで深まっていると考えてしまうと、何か感慨深いものがあると私は思って、自然と笑いが込み上げてしまう。
「ふふ。……さあ、先に進みましょう」
私がそう言うと、皆が威勢のいい返事を返してくれた。
そして私達は、更にワルプルギスの夜へと近づいていった。
「あと少しね……」
私達はワルプルギスの夜に近付いている間にも、使い魔達の相手を何度もしていたせいで消耗していた。
「……やっぱり、雑魚どもも大分増えてきたな……」
「……くっ、なんて数なのさ……」
見た感じだけで様々な種類の使い魔が20体程いると私は見積もっていた。
その大群を前にした美樹さやかが、何かを閃いた様に佐倉杏子に話しかけていた。
「よし……。杏子、あたしはアレを試そうと思う!」
「ああ、アレか……! よし、マミ! ここはさやかに任せるんだ!」
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