過去ログ - まどか「杏子ちゃん、それはちょっと食べすぎじゃない……?」
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◆GnIWQD74f.
[saga]
2012/11/01(木) 21:56:37.13 ID:iMajLsD9o
鹿目家のみんなに注目されて私はとても嬉しかったけれど、恥ずかしくもあったので複雑な気持ちだった。
「ええと……。そんなに注目されると恥ずかしいです……」
「おっと、ごめんよ〜。それじゃあ、パパの料理を食べながらゆっくりと会話しようか」
「はい!」
それから私達は、鹿目さんのお父さんの料理を嗜みながら、楽しい会話を続けていた。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、いつの間にか時刻は食べ始めた六時から八時になっていた。
「あら、もうこんな時間……」
「わあ……。あっという間ですね……」
もうそろそろお暇しないといけないと考えると、私は寂しくなってきた。
そして、そろそろ帰ろうと思って私が挨拶をしようとしたら詢子さんが私に話しかけてきた。
「ねえマミちゃん。もし良かったら、今日は家に泊まらない?」
「えっ? でも……いいんでしょうか……」
「あったり前の事聞かないでよ〜。もちろんいいに決まってるじゃんか。それに、まどかもマミちゃんが家に泊まるって聞いてから、物凄く目を輝かせてるよ」
詢子さんがそう言っていた様に、鹿目さんはとても嬉しそうにはしゃいで、目を輝かせながら微笑んでいた。
「わあ〜……。マミさんとお泊まり! マミさんとお泊まり〜!」
「コラまどか。巴さんが困ってるじゃないか」
とてもはしゃいでいる鹿目さんの事を、知久さんが注意していた。
「えへへへ! ごめんなさい。でもとっても嬉しくって、つい!」
(鹿目さんたら本当に嬉しそう。なんだか私まで嬉しくなってしまうわ)
「では、お言葉に甘えさせて頂きます」
「やった〜!」
鹿目さんは大げさにバンザイをして喜んでいた。
「あははは。ねーちゃ、たのしー!」
タツヤくんもとても楽しそうに、鹿目さんの真似をしていた。
「よおし! それじゃあ、あたしは食器の片付けとまどかの布団の用意をしてくるよ。
パパはタツヤをお風呂に入れておくれよ。もうそろそろお寝んねの時間だからさ」
そう言って詢子さんは台所へと食器を運んでいった。
「ああ、分かった。さあタツヤ、パパと一緒にお風呂に入るぞ〜」
「あーい!」
「それじゃあ、まどかと巴さんはゆっくりしていておくれ」
「えへへへ。パパ、ありがとう!」
「本当にありがとうございます。知久さん」
私が知久さんの名前を呼びながらお礼を言うと、知久さんは照れ臭そうに笑っていた。
「あはは……。それじゃあまどか、巴さんを悲しませるような事言っちゃ駄目だぞ」
そう言い残して、知久さんはタツヤくんを抱っこしてお風呂場へと歩いていった。
「もう、パパったら……。わたし、そんなにひどい事しないよ」
「まあまあ。知久さんもきっと、さっき私に話した時のことを気にしているのよ」
「うん……。そうだよね……。ねえマミさん?」
鹿目さんは少し寂しそうな顔をしながら私に質問をしてきた。
「どうかしたかしら」
「マミさんはどうしてパパとママの事名前で呼んでくれるのに、わたしの事は名前で呼んでくれないのか気になっちゃって……」
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