過去ログ - 見習い魔法使いのいつもと違う一日
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/07(水) 22:10:55.97 ID:go5bAEUEo

 森のほとりの屋敷を出てしばらく。
 風が肩までの金髪をもてあそぶのに任せて歩いていると、道の先に粗末な柵囲いが見えてきた。
 村の境界だ。ここを抜けてもっと歩くと町がある。

 柵の入口を通ろうとして、リリーはふと立ち止まった。
 周りを見渡して、大きめの石があったのでそれを持ち上げる。
「えい」
 ぼす。投げた先の地面が大きく陥没した。

「……落とし穴?」
 リリーは首を傾げた。
 なんとなくそうしようと思ってやってみたらこういうふうになるのはいつものことだ。ただし理由までは分からない。



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