過去ログ - 見習い魔法使いのいつもと違う一日
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/09(金) 15:47:39.93 ID:iX4/EhmQo
しばらく呆然と引っ張られていたリリーだったが、はっと我に返った。
「ちょ――ちょっと。ルーク! これはまずいよ!」
「いいんだよ! あのおっさんあからさまに悪い奴っぽかったし。そんな奴に使われるよりは猫に使った方がいいってもんだろ!」
そうかなあと疑問に思ったけれど。走りだしてしまったからには仕方がない。
後ろからものすごく怒ったおじさんの声が聞こえてきているしなおさら戻る気にもなれないし。とりあえずは走ることにした。
走って走って、最初の広場に戻ってきた。
「ここまでくれば……」
ルークが言いかけるが、後ろからすさまじい速度で追ってくる者の気配がする。
「待てええい!」
「うげ」
さっきのおじさんだ。
丸い身体に似合わない速さで追いすがってくる。見たところこちらよりも速いようだ。
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