過去ログ - 見習い魔法使いのいつもと違う一日
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/09(金) 15:48:07.56 ID:iX4/EhmQo
「こっちだ!」
ルークがリリーを引っ張る。
開け放された時計塔の入口の方だ。横に立っている札には「一般公開中」の文字。
中の階段を急いで駆けのぼる。後ろから足音と、獣のような怒号が迫ってきている。
「小僧ども、わしの月王草を返さんかあぁぁ!」
ひええとリリーは小さく悲鳴を上げた。
中にはそれなりに人がいて、駆け抜けるリリーたちをぽかんと見ている。
ちょっと恥ずかしいなとも思ったけれど、そんなに余裕があるわけでもない。
「あのおっさん、薬なくても十分元気じゃねえか!」
確かにそうかも。走っているうちに次第に頂上が近付く。
時計塔のてっぺんは開けていて展望台のようになっていた。
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