51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/23(金) 09:14:08.53 ID:PDHI6dQO0
気温の最も高くなる時分に、来訪者があった。
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/23(金) 09:19:04.39 ID:PDHI6dQO0
少女は上体を倒して仰向けになる。
私は来訪した男の身の上について訊ねた。
「町にすんでる人で、週に一回食べものをとどけに来るの」
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/23(金) 09:25:00.48 ID:PDHI6dQO0
あまりの剣幕に押されて、私は僅かに体を仰け反らせた。
人間がエルフを嫌忌しているのに、エルフが人間を親しく思うはずがないのは当然だ。
しかし、こうして面前で受ける憎悪の言葉は量感が違った。
54: ◆Tou2G.k9G331[sage]
2012/11/23(金) 09:27:30.02 ID:PDHI6dQO0
二年ぶりくらいにFF13をしてみましたが、ライトニングさんはネットでネタにされてる時の方が可愛いと思いました。
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/28(水) 08:41:19.63 ID:uQW+Bzw+o
ググったら知ってる奴いっぱい出て来た
全部あんただったのか最初ほのぼの読んでたら途中から気が狂うのは!!
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 23:42:14.90 ID:PAV+qmgN0
少女は夕食の準備時も食事中も口を一切聞かず、片付けを終わらせた後は早々と部屋にこもってしまった。
「……何かあったのでしょうか」
少女が立ち退いた後、フィリアが心配そうに言う。
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:49:20.11 ID:PAV+qmgN0
「あの娘は、混血なんです。人間とエルフの。
そのために、町の方々に快く思われていないのです」
慎重に言葉を選ぶような歯切れの悪い口調で彼女は告げる。
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 00:01:06.85 ID:SN7IEOJi0
ドアの開く音がした。
それから、足音が私たちの居る部屋に迫る。
「……」
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 00:01:06.84 ID:SN7IEOJi0
ドアの開く音がした。
それから、足音が私たちの居る部屋に迫る。
「……」
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 00:07:37.90 ID:SN7IEOJi0
「贖罪、ですか。
……貴方様に宿る呪術と何か関係がお有りのようですね」
そうだ、と私は言った。
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 00:13:48.21 ID:SN7IEOJi0
「それで。どのような手を打ちましょうか」
私は頭を捻るが特に妙案も浮かばない。
そもそも良い考えが有るのならば既に実行している。
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