26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/22(木) 01:34:57.21 ID:Aqo+XSP60
「アメリカとかドイツとか中国とか、先進諸国が技術を結集して運営してるんですよ。……まぁ、詳しくは明かすことはできませんが」
と赤羽根。
しかし筑川は続けて質問をぶつける。
「つまり、かなり高度な技術を用いていると?」
すると赤羽根と祐喜は顔を見合わせた。
赤羽根が困った顔をして肩をすくめて見せると、何故か祐喜は溜め息を吐いた。
「簡単に言いますと、それらは全て特殊な催眠術によるものです。ここに来る直前、あなた方は一度死んだかのような催眠術をかけられたんです」
「つまり、あれは幻覚だったんですか?」
「率直に言えばそうですし、玉から出たレーザーや触れない窓や扉も、催眠術によるものです」
祐喜の『催眠術』という説明。
筑川は松本とは違い、「なるほど」と言ってその説明に対し少し納得したような様子で引き下がった。
(『催眠術』かぁ……番組企画ってことは、カメラが入ってるんだよな。がんばんなきゃ)
『テレビの企画』だと言われた以上、下手なリアクションは出来ない。
真はそう思い、黙って説明を聞くことにした。
やよいの方はなにやら説明を一部理解できていないようで、眉を潜めてわずかに首をかしげている。
「もう一つ、いいですか?」
律儀に手を挙げて再度質問したのは筑川だ。
「後ろの倉田さんと尾形さんはなんなんですか?先程質問したらこの部屋に来るのは初めてだ、と言ってましたが」
(あの二人、ボクとやよいが来る前に筑川さんとやり取りしてたんだ……ん?)
その質問を投げかけられた後に一瞬間が空き、直後に祐喜と赤羽根はあからさまに嫌そうな様子でため息を吐いた。
「いやっ、あれはその……」
二人の反応を見た途端、尾形が何故かやや慌てた様子で何かを言いかけた。
しかしその最中。
あーたーらしーい あーさがきたー
きーぼーうの あーさーだ
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