48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:10:16.16 ID:rbd3xKCNo
真だってこの高さくらい彼女の身体能力を持ってすればこちらに登ることも可能なのだろうが、
一角獣自体がそうはさせないだろう。
洞窟の入り口ギリギリのサイズの一角獣は真の身長を遥かに超えている。
「あんな所から馬鹿にして! こんな所で、死んでたまるか!」
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:12:13.51 ID:rbd3xKCNo
――僕がお姉ちゃんを守ってあげるよ。
なんでこんな時に出てくるのよ。
あなたが出てきたら……私は……もう何も言えないじゃない。
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:14:51.76 ID:rbd3xKCNo
「僕は、立派な勇者だったってさ」
――お姉ちゃん、僕、大きくなったら立派な勇者になるんだ!
――ふふ、きっとなれるわ。応援してる。
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:19:23.11 ID:rbd3xKCNo
どうやら一角獣の帯電される場所が角だったらしく、その帯電する場所を失ったその痛みに
暴れまわる一角獣を目の前に、戦闘不能の真を後ろに。
そして、荷物の中から素早く回復薬を取り出し、後ろも見ずに放り投げた。
「何をぼさっとしてるの! 早く使いなさい!」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:22:54.46 ID:rbd3xKCNo
瞬間。一角獣が突進してくる。
私と真は左右にそれぞれ飛び退けた。
「さすがに角を斬り落としただけじゃだめね」
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:26:20.19 ID:rbd3xKCNo
私めがけて飛んできた。刀身でガードして動きを止める。
「今よ!」
「うおおおおおおおっ!」
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:30:41.69 ID:rbd3xKCNo
「また……そうやって!!」
血相を変える真に対して冷静に返す。
「死んでないわよ」
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:31:46.31 ID:rbd3xKCNo
何の記憶が被ってあんな行動に出たのだろうか……。
私自身にも正直な所よくわからなかった。
何のために。
「僕も着いて行くよ」
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:32:27.40 ID:rbd3xKCNo
「ついて来ないで。今から登るんだから」
「僕も手伝うよ、ほら、ここに足を乗っけて。ロープ持って」
なるほど、先に私が行ってロープで後から……ってわけね。
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/25(日) 01:33:48.88 ID:rbd3xKCNo
「おーい、千早ー!ロープ投げてよー!」
「今投げるわ」
ポイッ。スルルルル……ポトッ。
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