過去ログ - ねぇ健一、線路に飛び込むのはどう?
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2012/11/25(日) 16:58:39.51 ID:H1RzuMIg0
「この世では最後かもしれない。でも、また向こうですぐ一緒になれるから、だから…安心して」
「うん」
僕と亜矢水は、手を握ったまま線路を見つめていた。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2012/11/25(日) 17:00:20.87 ID:H1RzuMIg0
『健一へ』
謝らなきゃいけないのは健一じゃないでしょ。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2012/11/25(日) 17:07:21.55 ID:H1RzuMIg0
電車が通った。
僕の体をぐちゃぐちゃにして、
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2012/11/25(日) 17:08:31.23 ID:H1RzuMIg0
それは警笛を鳴らしながら、瞬く間に僕の目の前を通り過ぎて行った。
生きているのか死んでいるのかはよく分からなかった。
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2012/11/25(日) 17:10:22.74 ID:H1RzuMIg0
「ほら…上を向いて」
僕は亜矢水に言った。自分でも驚くほどやさしい声だった。
「ごめん…なさい…」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2012/11/25(日) 17:11:06.22 ID:H1RzuMIg0
お互い、死ぬのは怖かった。
どんないじめにも苦痛にも耐えてきた僕たちがまだ味わったことのない「死」の恐怖。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2012/11/25(日) 17:13:27.24 ID:H1RzuMIg0
「あたし、勇気が、足りな、くて…」
「分かってる。俺もそうさ。だから泣くなよ」
事態は何も変わっちゃいないけど、心はとても穏やかだった。
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2012/11/25(日) 17:16:40.61 ID:H1RzuMIg0
はじめての投稿でした!ありがとうございましたー
むかし途中までブログにあげてた話なんですが完結させたくて頑張りました
感想や意見などありましたら今後の参考にしたいので
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/25(日) 18:42:30.57 ID:glxYzyEDO
短いが良かったよ
事態が何も良い方向に向かってないのでスッキリはしないが、話を膨らませる要素もあるし、
今後の作品に期待。
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/28(水) 01:18:14.54 ID:vPS+21koo
今読み終わった
俺はすごく好きだ ちょうど俺も将来に不安があって色々考えてたからな
良かったらまた書いてくれ
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