過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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866:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 00:15:34.30 ID:rzqgzBqc0
>>864、865
ありがとうございます。

どうも今日はまだ時間があるので寝落ちするまでのんびり続きを書いておきます。


867:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 00:16:29.79 ID:rzqgzBqc0
……



騎士「……とこ、男!」
以下略



868:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 00:16:59.79 ID:rzqgzBqc0
女騎士「二人共遅かったね。私はもう食事頼んじゃったよ」

 一足先に食事場に来ていた女騎士がカウンター席に座りそう呟く。

騎士「悪い悪い。なんか男の奴がボーッとしててさ」
以下略



869:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 00:17:42.54 ID:rzqgzBqc0
騎士「カ〜ッ! やっぱ酒は最高だな! 早くもつまみが欲しくなってきたぜ」

女騎士「騎士、それだけ聞いてるとおっさんにしか見えないわよ。というより、なんというかホント少し性格変わったわね」

騎士「そうか? まあ、細かいことは別にいいじゃねえか。色々あったんだし多少なりとも性格は変わるだろ。そういうお前だって最初に会った時に比べたら堅さがだいぶ取れた気がするけどな。まあ、何がきっかけかは言わんでおくが」
以下略



870:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 00:18:49.06 ID:rzqgzBqc0
男「違うよ。僕と女騎士はそんな関係じゃない」

 その言葉に三人の間の空気が一瞬静まり返る。それに気がついて男が慌てて言葉を訂正する。

男「あ、いや。違うんだ、そういうことじゃなくて……。僕は、僕は女騎士にはもっとふさわしい相手がいると思っている。あんな状況だったし、ああいうことになったことには後悔していないけど。
以下略



871:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 00:47:44.83 ID:rzqgzBqc0
男「とりあえずその話はこれで終わろうか。ほら、食事がきたよ」

 男がそう言うと彼らの元に注文した料理が届けられた。

騎士「お〜きたきた。待ってたぜ、肉だ肉。腹減ってるし早速食べさせてもらうかね」
以下略



872:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 00:49:00.38 ID:rzqgzBqc0
男(……やっぱり、あの子気になるな)

 今の時勢、戦争孤児など珍しくもない。前に訪れた街でも昼間見かけた少女のようなものはたくさんいた。ただ、あの少女だけは別だった。性別も、年も違うのになぜか気になる。そのことについて宿に帰ってきてからずっと答えを考え続けていた男だったが、本当に不意にその答えが脳裏に浮かび上がった。

男「ああ、そうか。あの子、妹に似ているんだ」
以下略



873:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/19(水) 01:13:09.99 ID:LcVHi+QKo
旧エルフに会うまで壊れてたのはわかるけどここまでとは…
女騎士が可哀相だな


874:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 03:30:42.17 ID:rzqgzBqc0
>>873
そうですね、ここで一番の問題になるのは本人が異常さをあまり自覚できていないことなんですよね。他人に指摘されれば気づけたりするのですが、自分だと案外気がつけないという点が怖い点ですね。
女騎士は可愛そうだと思いますが、本人もある程度諦めてしまっている部分があるので……。
エルフと男が一緒に生活している時点ではもう男の幸せが確認できればいいと思っている感じですかね。好意を持っていないわけではないんですがね。



875:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 03:32:48.04 ID:rzqgzBqc0
暗闇に染まる街中を男は一人駆け回った。暗い路地裏、食事場の店裏、寒さを凌げそうな橋の下。行き場をなくした人間が行きそうだと思うところを手当たり次第に探した。だが、一向に少女は見つからない。

男「……どこだ、どこにいる?」

 既に人が寄り付かないところはあらかた探し終えた。あの格好だ、普通の人であれば哀れみこそすれ関わろうとはしないはず。まして、周りに対して拒絶の姿勢を示している少女であれば自ら進んで他者と関わるような真似もしないだろう。
以下略



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