過去ログ - 「俺は愛を餌に生きてィる」
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7: ◆QkRJTXcpFI[sage saga]
2012/11/30(金) 12:00:22.75 ID:nlsr789Z0
あの日のことは白昼夢だったのだろうかと考え始めた一週間後。
それまで何一つ起こらなかった少年の心に、些細な変化が現れた。

男子「おい、俺の代わりにやっといてくんねえ?」ニヤニヤ

男子生徒が少年に箒を渡そうと手を伸ばした。
この男子生徒は度々少年に放課後の掃除を押し付けて帰っている。

少年は生来の性格から断ることができず、黙って首を縦に振っていた。
とことん臆病で面倒事を嫌う少年は、自分が引き受ければ解決する問題は受諾する。

男子「おい、聞いてんのかよお?」イライラ

男子生徒はいつも通り少年が受け入れるものだと思っていた。
けれど一向に少年は箒を取ろうとしない。

男子「やっとけっつってんだろ!」ドンッ

少年が今まで虐められなかったのは、何事も受諾するという処方箋が効果的だったからだ。
しかしそれが覆された今、初めて少年は虐めのターゲットとなり、男子生徒に箒を強く押し付けられた。



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