過去ログ - 【オリジナル】魔導機人戦姫 第34話〜【なのかもしれない】
↓
1-
覧
板
20
11
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2012/12/03(月) 20:14:41.74 ID:uc/YTnbAo
???「クリス姉っ!」
真上から名前を呼ばれ、クリスは驚いたようにそちらを見上げた。
するとそこには、安堵の表情を浮かべたセシルが、
高く築き上げられた氷の障壁の縁に立っていた。
クリス「セシル!?
良かった……無事だったんだね」
クリスも同様に安堵の表情を浮かべ、胸を撫で下ろす。
セシル「それはこっちの台詞だって! ……って、コレ、何!?」
セシルはどこか怒ったように言ってクリスの隣に降り立つと、
ようやくその縦穴に気付いて驚きの声を上げた。
クリス「クライノートの話だと、多分、敵の隠し通路じゃないかって」
セシル「隠し通路か……。
リーネ姉と戦ってた、あのネーベルって奴が使ってたのかな?」
クリスからクライノートの推測を聞かされ、セシルは思案げに呟く。
中々鋭い洞察力だ。
クリス「セシルは一旦、本陣に戻って偉い人達……、
総指揮を執ってるアンダースン総隊長にこの隠し通路の事を報告して来て」
セシル「クリス姉はどうすんの?」
クリスの指示に、セシルは怪訝そうに問い返す。
クリス「私はここの確保と、それと下の確認。
ザックさんとカーネルほどじゃないけど、
私とクライノートも頑丈だし、罠の有り無しくらいは確認しないとね」
対してクリスは落ち着いた様子で答えた。
探していたセシルと合流し、彼女の無事を確認できた事も大きいが、
やはり妹分に不安がっている所を見せられないと言う“姉貴分の意地”もある。
セシル「大丈夫……?」
クリス「大丈夫だよ」
それでも心配そうに尋ねるセシルに、クリスは笑顔で答えた。
セシル「無茶しないでよ、クリス姉……」
クリス「うん、無茶なんてしないよ」
クリスはそう答えて、まだ心配そうな表情を浮かべるセシルを送り出す。
彼女が本陣に向けて飛び立った事を確認すると、クリスは穴に向き直る。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
831Res/1775.33 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【オリジナル】魔導機人戦姫 第34話〜【なのかもしれない】 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1354532937/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice