30:マミの部屋【C】[saga]
2012/12/10(月) 01:21:14.30 ID:eQhNfGr00
マミの過去を聞いて、ほむらとさやかはすっかり黙ってしまっていた。
マミ「確かに、キュゥべえに選ばれた子にはどんな願いでも叶えられるチャンスがある。
でも、その代償として、死と隣り合わせの戦いを強いられることになるし、一生逃れることの出来ない、過酷な運命を背負って生きていくことになる。
だから、ちゃんと選択の余地のある子には、きちんと考えた上で願い事を決めて欲しいと私は思っているし、慎重に選ばなくてはいけないの」
ほむら・さやか「……」
マミ「それと暁美さん…。気の毒だけど…、あなたはもうその運命から逃れることは出来ないのよ」
ほむら「えっ、一体どういうことですか?」
マミ「あなたの左手の指にはめられているその指輪、それはソウルジェムよ」
ほむら・さやか「えっ!?」
マミ「ショックが大きいとは思うけど、これを見て」
マミは自らのソウルジェムを指輪形態に変形させると、二人に見せた。
マミ「ほら、宝石の色は違うけど、私の指輪と同じ形をしているでしょう?」
さやか「そ、そんな! 何てこと…、きっと何かの間違いでしょ!?」
ほむら「美樹さん、落ち着いて下さい!」
さやか「何言ってんのよ、ほむら! ていうか、あんたはどうしてそんな落ち着いてられるのよ!?」
ほむら「私だって驚いてますよ! でも、まずは詳しい話を聞くのが先決です……」
マミ「あなた、強い子ね…。でも、本当に今まで何も知らなかったの?」
ほむら「はい…。この前、退院の日に目を覚ましたら、いきなり見覚えのない指輪があって、それからも転校の手続きとか色々あってバタバタしていたので、今まで考える暇もなくて……」
マミ「そうだったの……」
マミ(テレパシー)「(キュゥべえ、一体どういうことなの?)」
キュゥべえ(テレパシー)「(実は、僕にも彼女の事情はよく分からないんだ。もしかしたら、契約内容と何か関係があるのかも)」
マミ(テレパシー)「(まあいいわ。そのことは後にしましょう)」
マミ「あの、暁美さん?」
ほむら「は、はい。何ですか?」
マミ「とりあえず…、まずは魔法少女に変身してみましょうか……」
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