過去ログ - マミ「アバダケダブラ!」
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878: ◆jiLJfMMcjk[saga]
2013/06/10(月) 23:31:42.35 ID:s4cEiWrY0

杏子「違う? なにが違うって言うのさ」

マミ「さっきのキュゥべえ……その、インキュベーター? が言ってたけど、
   彼らにとって、エネルギーの回収は大切なことなんでしょう?
   なら、仲間外れにされたってその目的は変わらない筈よね? それとも、もう契約は出来ないの?」

QB「……契約のシステムは、個体そのものに搭載されている。当然、僕にもだ。
   通常のインキュベーターが効率を重視して素質のある二次性徴期の少女としか契約しないことを考えると、
  それを無視できる僕の方が、契約できる対象に関しては幅広いともいえる」

杏子「なら、なんでだよ。なんでアンタは契約しようとしない?」

QB「……僕にも、よく分からないんだ。でも、マミとは絶対に契約をしたくない。
   マミだけじゃない。僕らに関わりのある人間なら、誰だってそうなんだ……魔法少女にはしたくない」

杏子「……」

マミ「……佐倉さん、キュゥべえを放してあげて」

杏子「マミはこいつらを許すっていうのか? こいつらがしてきたことは聞いただろう?」

マミ「確かに"インキュベーター"がしてきたことは悪いことだと思う……
   私は当事者じゃないけれど、佐倉さんが"魔女"になるのは嫌だもの」

QB「……」

マミ「でも、"キュゥべえ"は……少なくとも、いまはもう違う。
   佐倉さんを魔女にしない為に頑張ってくれたし、なによりずっと私と一緒に居て、支え続けてくれている……」

杏子「……」

QB「マミ……」

マミ「佐倉さん。キュゥべえは私の"家族"よ。そして、全てを分かち合えなければ、家族とは言えないんでしょう?」

杏子「……」

マミ「もしも佐倉さんがキュゥべえを許せないって言うのなら、私もあなたの怒りを受け止めるわ。
   私はキュゥべえを守りたい。だから――」

杏子「えい」


 ドスッ


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