82:杏子編 ◆KbI4f2lr7shK[saga sage]
2013/03/08(金) 19:46:09.84 ID:+Da2g13G0
大きな路出たあたしは、紙袋の中から食べ物を取り出す。
「おにいちゃーん、まってー!」
83:杏子編 ◆KbI4f2lr7shK[saga sage]
2013/03/08(金) 19:50:10.02 ID:+Da2g13G0
ふと、マミの姿が目に入る。あたしが通りすがろうとした花屋から出て来たところだった。
「あら…佐倉さん」
84:杏子編 ◆KbI4f2lr7shK[saga sage]
2013/03/08(金) 19:54:30.35 ID:+Da2g13G0
「ありがとう」
マミは穏やかな笑みを零しながら、手を離した。
85:杏子編 ◆KbI4f2lr7shK[saga sage]
2013/03/08(金) 19:58:55.81 ID:+Da2g13G0
病院に入り、関係者に挨拶を返しながらマミは進んでいく。辿りついた先は人通りが殆どない高層の個室。ノックをした後、そのまま入った。
ベッドの脇にある台に見舞いの花束を置くマミ。それからベッド脇にしゃがみ込み、片手をそこに置かれた手に重ね、その手の主の顔を覗き込んだ。
86:杏子編 ◆KbI4f2lr7shK[saga sage]
2013/03/08(金) 20:02:31.41 ID:+Da2g13G0
「………」
少女の唇が開く。音は出ない。
87: ◆KbI4f2lr7shK[saga]
2013/03/08(金) 20:04:57.25 ID:+Da2g13G0
と今回はここまで。
散々お待たせした挙句、短くて申し訳ありません。
しかも誤字が酷いし…。
なんとか感覚取り戻して、元のペースに戻れるように心がけます…。
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/09(土) 01:19:06.08 ID:ES04h0M10
乙です
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/09(土) 11:28:53.02 ID:i+3y0Epvo
乙
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/29(月) 04:07:52.72 ID:skTFU2W6o
ほむらと杏子の組み合わせってなんか好き
91: ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/05/06(月) 17:59:26.95 ID:uNFuRhiC0
ギリギリまでお待たせして済みません。
大分短いですが、投下します。
92:>>86 続き ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/05/06(月) 18:03:06.26 ID:uNFuRhiC0
*************
傾けられたベッドの上から空を見上げる三つ編みの少女。
開こうとしたまま手を添えられた本は閉じたままで、細い眼は遠くに向けられている。まるで消えてしまいそうなほど、儚い姿をしていた。
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