6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:09:43.21 ID:ecg1BOd5o
「そんなことないです」ちょっと考えてから、曖昧に答える。
「そう? なら、よく話聞く気になりましたね」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:10:22.23 ID:ecg1BOd5o
それから先は、芸能界や、その事務所に関する説明をされた。
とにかく、美辞麗句の連発。
新人の人にしては、話が上手だなあと思った。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:11:31.03 ID:ecg1BOd5o
「まあ、事実ですから」
開き直ったように、プロデューサーさんは、はっきりと言った。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:12:06.92 ID:ecg1BOd5o
プロデューサーさんは、手に取っていたカップを置くと、やたらと真面目な顔で私の目を見た。
「もちろん」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:14:38.26 ID:ecg1BOd5o
「それで」
と、火傷したかもしれない舌を出し入れしながら、プロデューサーさんは続けた。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:15:15.05 ID:ecg1BOd5o
「よし、覚えた。
じゃあ今日はここまで。
書類とかは後日、事務所で渡すよ。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:15:50.99 ID:ecg1BOd5o
「それ何?」
興味深そうにプロデューサーさんが私の手元を覗きこむ。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:17:14.23 ID:ecg1BOd5o
「写真撮るの面白いよな」
カメラを構えると、また声がした。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:17:46.31 ID:ecg1BOd5o
それからは、他愛もない話が続く。
好きな食べ物は?
趣味は?
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:18:18.75 ID:ecg1BOd5o
そんな風にして、好きな動物の話もした。
その流れで、外を歩く犬の種類あてをすることになった。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:19:15.48 ID:ecg1BOd5o
二杯目のカフェモカを飲み干すころには、すっかり外も暗くなっていた。
「報告し忘れてた」
319Res/162.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。