2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/04(金) 00:11:47.09 ID:3dmI/Z+Do
「むー、今日は重症ですね……悩みごとでもあるんですか?」
そんな言葉にも煮え切らない様子の比奈。その姿に、春菜の方も表情を改めて尋ねる。
「私には話しにくいことですか?」
「……かもしれないッス」
「――そうですか。わかりました、じゃあ私からはこれ以上聞きません」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/04(金) 00:12:29.93 ID:3dmI/Z+Do
「……それで、眼鏡の話でしたっけ?」
「あ、いや、それは話の枕みたいなもので」
――そして約束の当日。
比奈の向かいに座っているのは、春菜がアポを取ってくれたその人――秋月律子である。今日もびしっと決まったスーツ姿に、なんとなく気後れしてしまう比奈。それでも、自分の胸にあるもやもやをどうにか言葉にし、そしてずっと抱えてきた悩みを恐る恐る口にする。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/04(金) 00:13:25.90 ID:3dmI/Z+Do
「……あ」
でしょう、と律子が苦笑をもらす。
「そこで言いたいことがあるなら、まだ何も諦めてないってことです」
それに、プロデューサーの直感は変なところで冴えてますし、と独り言のように呟いてから、律子は続ける。
「やりたいことを、やるだけやってみればいいんです。その気があればなんだって糧に出来ます。私は今ここに立っていますけど、ステージにいたこと、事務所のみんなと同じ時間を共有出来たことは、少しも後悔してませんから」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/04(金) 00:13:52.91 ID:3dmI/Z+Do
「アタシと一緒に歌ってほしいッス!」
「……私は」
わずかな沈黙の後、その続きを口にしかけ、けれど律子は首を小さく横に振る。
自分の行く道は自分で決めた、それでも、あの場所に背を向けたわけでも、そこに立つ自分が嫌いになったわけでもない。その道は別々だとしても、きっとどこまでも並んで続いている。
だから。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/04(金) 00:16:08.38 ID:3dmI/Z+Do
おしまい、と。
モバマスキャラは距離感の取り方が難しいな……
そしてりっちゃんのコレジャナイは自分でもわかるものの、話のコンセプト上
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/04(金) 00:51:08.06 ID:5+ykmNSao
おつん!
荒木さん主人公少ないから嬉しいね
SR荒木さんはよ
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/04(金) 09:23:31.24 ID:ywHx2siYo
乙乙
モバマスキャラで枚数が少ないのは口調が分かりにくくてな
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/04(金) 12:14:56.53 ID:6r6BfWFAO
乙乙
短編もいいもんだ
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