過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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368: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/01/27(日) 22:16:02.25 ID:YvWdcsYL0

マミの胸に突き刺さるさやかの思い。
さやかがどれだけネミッサに感謝しているかを思い知った。
そして、自分も救われたのにもかかわらず、そこまでいたらなかった
自分を恥じ、喋ることができなかった。
自分がどれだけ思い上がっていたかを、
自分がどれだけネミッサに甘えていたかを、思い知った。

「ご、ごめんなさい、生意気言って!」

「……ごめんなさいマミ。私も言い過ぎたわ」

「……?」

二人の態度が急変したことにマミは訝しがる。だがすぐに理由に
気付いた。マミが、その双眸から、大粒の涙を流していたからだ。
自分の犯した過ちに気付いたマミを、もう二人は責めることも
諭すようなこともしない。

「い、いいのよ。
私こそごめんなさい。ネミッサに、酷いことを……」

ネミッサを深く傷つけたことを悔やんでいた。

「あの子に、なんてことを……、私は……」

(私は最低だ、最低の女だ。断られないからって、私は何をした?
今日のこともそう。彼女に甘えていたんだ。最低だ)

ぼろぼろと、涙が溢れて止まらない。それをほむらとさやかが
肩を抱いて労わった。
そんなことをすれば余計に涙が止まらなくなるのに。けれど二人は
黙って労わってくれた。


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