過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです -再試合-
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6: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 21:59:35.57 ID:oV4kWqrS0





以下略



7: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:00:45.52 ID:oV4kWqrS0

「聞きましたよ!あのイチロー選手が!常盤台に講演に来るみたいじゃないですか白井さん!いいなぁ……」

「著名人の方が講演に来て下さるのは嬉しいんですけど……私はあまり野球というものを知らないですの……」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/08(火) 22:01:34.36 ID:YO11Eh/60
最初から……!?
落ちたスレの続きからじゃだめなのか?



9: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:01:48.44 ID:oV4kWqrS0

とにかく我が校へ講演に来てくれるのは光栄だ。
話してくれるかは別として、今までの彼の人生の歩みや海外のことには興味がある。
だが一番許せないのは、普段の授業に加え、放課後が講演の時間になるということだ。堪ったものではない。
その日は風紀委員も非番だし、久しぶりに愛しのお姉様とお買い物を……という計画が台無しになってしまった。
以下略



10: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:03:21.72 ID:oV4kWqrS0

「い、行き止まり……!」

切羽詰まった様子で目の前の壁を見つめる佐天涙子は後悔していた。
親友の初春は風紀委員の仕事で放課後一緒に遊べないというし、ならばその同僚である白井さんも同様だろう。
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11: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:05:30.56 ID:oV4kWqrS0

「おいお譲ちゃんよぉ!聞いてますかぁ!?」

「っ!」

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12: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:06:47.31 ID:oV4kWqrS0

目の前で繰り広げられる会話で何が起こるのかは容易に想像が出来る。
全身を締め付けるような寒気が支配していくのが手を取るように分かった。分かってしまった。

「ひっ!?」
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13: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:07:47.88 ID:oV4kWqrS0

全員が突然の声に驚き振り返る。そして固まった。
声を発したその人は大きなバッグを肩に掛け、手に筒のようなものを持っている。
何より目を引くのはその服装。野球のユニフォームだろうか。
顔は薄暗くてよくわからなかった。
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14: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:08:45.33 ID:oV4kWqrS0

目の前の現実が信じられない。
自分自身を野球選手(メジャーリーガー)だと言い張る男。
身体、風貌、そして顔つき。どこからどう見ても海外で絶賛活躍中のあの人だ。
わからない。何故、どうして、なんでそんな人が学園都市に、ましてこんな路地裏にいるのか。
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15: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:09:18.91 ID:oV4kWqrS0

「やれやれ」

イチローはため息をつく。相手の雰囲気から話し合いでは済まないことを感じた。
そして相手は既に武器を取り行動に移している。
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16: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:09:54.04 ID:oV4kWqrS0

頬を伝う冷や汗、震えの止まらない膝。
漫画やアニメでよく見る演出だ。そんなものはリアルではありえない。
そう思っていたが、違った。今、まさにこの時、それをまざまざと感じている。
一度駆け出したスキルアウト達はピタリと足を止め、現実を理解できずにいた。
以下略



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