過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」 2
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40:吟遊詩人[saga]
2013/01/18(金) 23:32:12.52 ID:/j9zed7k0
……



男「ふう、腹ごなしも済んだし後は寝るだけか。それにしても遺跡研究者さんたちには参ったな〜」

 食事を取るために地上へと戻った男を待っていたのは小さいながらも彼の歓迎会をするために準備を整えていた遺跡研究者たちだった。
 研究に協力してくれるお礼と言って行われたささやかな歓迎会。成功の暁には報酬をもらうため、このようなことをしてもらう理由はなかったが、彼らからすれば長い時間を共に過ごすことになる相手は家族のようなものだからと遠慮する男を輪の中に半ば強引に引き込んだ。
 このような経験が少ない男としては少しだけこの歓迎会が照れくさく感じ、同時に嬉しくも思っていた。その証拠に今も少しだけ頬が緩み笑顔が溢れ出ていた。

男「ふふふ。帰ったらエルフにここでの土産話をしないといけないな。そうだ、何か記念になりそうな物を見つけて譲ってもらえるようなら彼女にプレゼントして持っていこう。うん、今から楽しみだ」

 心地よい気分のままベッドに腰掛けそのまま眠りにつく体勢をとる男。旅の疲れもあり、眠気はすぐに訪れた。少しずつ落ちてゆく瞼。

?「……ふふっ。面白いわね、この人。ちょっと、興味湧いてきたかな?」

そして、それが完全に閉じる直前、彼の耳に誰かの声が聞こえたように感じた。




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