過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」 2
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吟遊詩人
[saga]
2013/01/18(金) 23:33:46.28 ID:/j9zed7k0
……
…
遺跡に到着してから早くも数日が経とうとしていた。だが、事態は一向に進展をみせずに停滞したままであった。その間男は遺跡と自分の部屋を交互に行き来し魔法解読のために法則性を見つけるのに必死になっていた。時には半日以上も部屋に篭もり、食事も取らずに過ごすこともあった。
以下略
42
:
吟遊詩人
[saga]
2013/01/18(金) 23:35:04.79 ID:/j9zed7k0
男「おっ! あった、あった」
そこはとある巨木に出来た大きな隙間であった。中は空洞になっており、人が二人は余裕で入るほどの穴が出来ているのだ。不思議なことにその空洞の中には虫たちはおらず、まるで誰かが整備したかのように綺麗になっていた。
男はゆっくりとその隙間に入ると内部の木に背を預け、足を伸ばしリラックスした。
以下略
43
:
吟遊詩人
[saga]
2013/01/18(金) 23:35:57.99 ID:/j9zed7k0
男「おかしいな。確かに足音が聞こえたんだけどな」
もしかしたら魔物か何かだったのだろうかと考えた男。結局明確な答えが出ず、再び空洞の中に戻った彼はそこで信じられないものを目にした。
褐色エルフ「あはは。おかえり、お兄さん。お邪魔させてもらってるよ」
以下略
44
:
吟遊詩人
[saga]
2013/01/18(金) 23:37:28.73 ID:/j9zed7k0
男「うん、わかったよ。とりあえず、僕も聞きたいことができたし」
そう言って先程までいた隙間の中へと入ったいった。
褐色エルフ「うっ! やっぱり二人で入ると少し狭いね」
以下略
45
:
吟遊詩人
[saga]
2013/01/18(金) 23:38:53.09 ID:/j9zed7k0
男「僕? 僕は男って名前だけど」
褐色エルフ「なるほど、男ね。ねえ、男。唐突な質問だけど私のことどう思う?」
男「どう? って言われても出会ったばかりの相手にそんなこと言われてもわからないとしか言えないよ」
以下略
46
:
吟遊詩人
[saga]
2013/01/18(金) 23:51:28.14 ID:/j9zed7k0
男(あれ? 何か変なこと言った?)
男がそんな風に思っていると褐色エルフは静かに笑い声を溢した。
褐色エルフ「あははっ。違うって! あたしが言っていたのはエルフの存在について好きか嫌いかっていう質問だったの。別に私自身の印象は聞いていないよ。
以下略
47
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/18(金) 23:52:17.81 ID:/j9zed7k0
褐色エルフ「むっ。女の子に年齢を尋ねるなんて無粋な」
男「僕より年が上なら女の子ってガラでもないだろうに……」
褐色エルフ「いいの! こういうのは気持ちが大事なんだから。まあお兄さんになら特別に教えてあげてもいいよ〜。知りたい? 知りたい〜?」
以下略
48
:
吟遊詩人
[saga]
2013/01/19(土) 00:17:03.61 ID:bjmkmqF60
褐色エルフ「え? なんで。別に変なことは何も言ってないけど」
男「さすがにいくら長寿の種族でも数百年間容姿が幼いままなんて聞いたことないよ」
褐色エルフ「でも嘘ついてないもん。まあ、理由はあるんだけどね」
以下略
49
:
吟遊詩人
[saga]
2013/01/19(土) 01:18:35.81 ID:bjmkmqF60
褐色エルフ「照れなくてもいいのに。ホントお兄さんって面白いな〜。にししっ」
そうしてしばらく慌てふためく男をからかっていた褐色エルフであった。しかし、元々息抜きでこの場を訪れていた男であったためそろそろ魔法の調査を再開するために遺跡へと戻らなければならないと思い、隙間から抜け出す。
男「ごめん、仕事があるからそろそろ戻らないと。君ももう戻ったほうがいいよ。僕はエルフに対して危害を加えることはないけど他の人がそうだとは限らないし。
以下略
50
:
吟遊詩人
[saga]
2013/01/19(土) 01:19:05.95 ID:bjmkmqF60
男「うん、それじゃあ。君と話せて楽しかったよ」
そう告げ、その場を去ろうとする男。だが、背を向け遺跡に向かって歩きだそうとする彼に向かって少女は声をかけた。
褐色エルフ「ねえ、名前聞かないの? あたしだけ教えてもらうのってなんだかちょっと不公平だと思うよ、男」
以下略
51
:
吟遊詩人
[saga]
2013/01/19(土) 01:21:19.85 ID:bjmkmqF60
この先の書きたい部分まで各予定でしたがどうにも眠気がひどいので今日はここまでで。
もう少しで話が動き出す区切りのいいところまで書けると思いますのでそこまでお待ちを。
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