過去ログ - 魔王「よくぞ来た、勇者よ」男(抱きしめて頭撫でてやりたい)
↓
1-
覧
板
20
183
:
1
◆Ym1LQydzh2
2013/04/05(金) 02:27:12.53 ID:cs/rhnybo
ーー
どれ位経ったのだろうか。
男と騎士は構えた状態から、未だに一歩たりとも動いていない。その異様な緊張感からか、周りに居る他の勇者や兵士達も息を殺し、その様子を見つめている。
以下略
184
:
1
◆Ym1LQydzh2
2013/04/05(金) 02:28:43.17 ID:cs/rhnybo
一瞬でその距離を詰める男。
騎士(速い…だが反応出来ない程ではな…?)
初撃に備え、防御の構えをとろうとした目の前で男が"消える"。
以下略
185
:
1
◆Ym1LQydzh2
2013/04/05(金) 02:31:12.48 ID:cs/rhnybo
真っ直ぐ向かって来る剣に対し男が取った行動は、"右から軽く刃を当てる"。それだけで攻撃は左に逸れ、騎士の体勢が崩れる。
が、
騎士「ッ!!」グルッ
以下略
186
:
1
◆Ym1LQydzh2
[saga]
2013/04/05(金) 02:32:39.36 ID:cs/rhnybo
男「どうした?意外に手応えがねぇな!」
騎士「ハッ、言ってくれる。」
騎士のそばで、"バチッ"と小さな静電気が起きた。次第に音は大きくなり、電気も目に見える程巨大になって行く。
以下略
187
:
1
◆Ym1LQydzh2
2013/04/05(金) 02:33:50.97 ID:cs/rhnybo
男「っと!」
男が慌てて横へ避けると、今まで立っていた床の上を雷が走り抜けた。
騎士「流石に避けられるか。」
以下略
188
:
1
◆Ym1LQydzh2
2013/04/05(金) 02:35:50.82 ID:cs/rhnybo
その速度が増しているのだろう。放電の間隔はだんだんと短くなり、雷の威力も上がって来ている。
男「マズいな。…くっ!」バチィン!
男「仕方ねぇ。こうなりゃ…」
以下略
189
:
1
◆Ym1LQydzh2
2013/04/05(金) 02:37:21.75 ID:cs/rhnybo
轟音と共に、床が放射状に割れて行く。
その衝撃たるや凄まじく、離れた所で見ていた勇者達の所にもそれは伝わった。
勿論、そんなものに間近で巻き込まれたのでは、騎士も帯電状態を保つ事など出来るはずも無く。
騎士「何て…無茶苦茶な。…っ!!!」
以下略
190
:
1
◆Ym1LQydzh2
2013/04/05(金) 02:38:20.00 ID:cs/rhnybo
男「しかし…これじゃあ続きは無理そうだな。」ポイ
折れた剣を放り投げる。
騎士「そうだな。私のなんてバラバラになってしまった。」
以下略
191
:
1
◆Ym1LQydzh2
2013/04/05(金) 02:40:09.68 ID:cs/rhnybo
大声のする方へと顔を向けると。
一ノ王「な、な、何でこんな事になってるんですか!!?ボロボロのグチャグチャじゃないですか!!?」
顔を真っ赤にした女王様が立っていた。
以下略
192
:
1
◆Ym1LQydzh2
2013/04/05(金) 02:42:47.83 ID:cs/rhnybo
騎士「…」
一ノ王「…何か言う事は…?」
騎士「申し訳御座いません!!」
以下略
290Res/137.54 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 魔王「よくぞ来た、勇者よ」男(抱きしめて頭撫でてやりたい) -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1360254123/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice