過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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66: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/02/19(火) 21:17:33.89 ID:REMLGFyO0

作り置きの夕食を温め直し、テーブルに並べる。
二人分。ほむらは一瞬遠慮しそうになったが、マミの顔を立てて
食べることにした。

ほっとする味だった。今日一日いろいろなことがありすぎて心が
疲弊していたのかもしれない。味が心にしみた。

「美味しい?」

「ええ、そうね」

「お口に合ったみたいね、よかったわ」

「味もそうだけど……」

それは、二人で囲む食事の美味しさ。久しく忘れていた味だった。
最後にこんなふうに食べたのは、体感時間で何年前だったろうか。

安堵したように、屈託なく笑うマミが食事の隠し味。

表情が柔らかくなったことに気付いたのだろう。マミも顔が緩む。
マミからすれば、ほむらの体に力が入りすぎていたように思えた。
年上として何かしてあげられないだろうか、そんな思いがこの強引な
行動になって現れた。
さやかには、してあげられなかったから。



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