過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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172: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:31:31.27 ID:CKlB2itD0

今日のような何事も起こらない平和な日は珍しい。
大抵の場合は学生同士が揉め事を起こしたり、不良が器物損壊を引き起こしたりするのだが、
今日に限ってはそのようなことは一切無く、巡回ルートを一回りしただけで終わってしまった。
おそらく黄泉川が『警備員』に入って初めてのことではないのだろうか。
以下略



173: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:32:44.41 ID:CKlB2itD0

やれやれといった顔つきで黄泉川は先輩の『警備員』の書類の整理に参加する。


黄泉川はこの支部に来てまだ日が浅いため、こうして雑用を手伝わされることがよくある。
以下略



174: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:34:11.73 ID:CKlB2itD0

黄泉川「あ、隊長」

先輩「た、隊長!? どうしてここに!?」

以下略



175: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:36:16.69 ID:CKlB2itD0

黄泉川「それで、どんな会議内容だったじゃんよ?」

隊長「ああ、今後の警備体制についてちょっとな。 学園都市が『超能力者育成カリキュラム』を完成させて数年、
学園都市の能力者の数が飛躍的に増加してきているのは知ってるだろう?」
以下略



176: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:39:32.91 ID:CKlB2itD0

その問いに対して、いつの間にか復活して黄泉川の隣に立っていた先輩が返答した。



以下略



177: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:45:25.43 ID:CKlB2itD0

隊長「そうだ。 俺達だけじゃいずれ、増加する能力者の犯罪に対応しきれなくなる可能性がある」

隊長「ただでさえ学生が多いんだ。 人員を増やしたりやることはやるだろうが、焼け石に水だろうな」

以下略



178: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:49:34.83 ID:CKlB2itD0

その話を聞いて黄泉川は絶句した。
『警備員』の大きな役割は『学園都市の治安維持』と『学園都市に住む子供達の守護』だ。
だというのに、守るべき子供を争いの渦中に巻き込もうとするとは一体どういう考えなのだろうか?

以下略



179: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:50:39.70 ID:CKlB2itD0

能力者の数は以前と比べてかなり早いペースで増加してきている。
つまり超能力を持った犯罪者もそれと同じように増えていくのだ。


以下略



180: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:54:06.57 ID:CKlB2itD0

隊長「何、流石にいきなり俺達と四六時中行動を共にするようなことにはならないだろうさ」

隊長「能力者とはいえ素人だからな。 最初は基礎訓練やら組織のルールを覚えるための学習やらをさせるはずだ」

以下略



181: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:55:30.78 ID:CKlB2itD0

隊長「それに、能力者の犯罪が発生した時はそっちの組織がメインになって行動することになるだろうが、
俺達がきっちりサポートすれば危険な目に遭わせなくて済むかも知れない」

隊長「その代わり、俺達にかかる責任はさらに重くなるだろうがな」
以下略



182: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:56:56.17 ID:CKlB2itD0

先輩「黄泉川、気持ちはわかるがここは割り切った方が良い」

黄泉川「先輩・・・・・・」

以下略



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