過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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430: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/06/30(日) 21:36:50.15 ID:ERNINybM0

そのほむらの元に、ライラが急ぐ。
ジャグラーの使い魔が投げる『ポイ』や『メテオ』をかわし、
高足の使い魔の後頭部を蹴り飛ばす。使い魔一体一体が生半可な悪魔より
強い。倒すことは難しくないが、そんな時間などライラにはない。
シヴァがその武器を魔法少女に託した意味は非常に大きい。信頼し、
自らの攻撃力を分けた意味。そしてそれをライラに預けた意味。

曲撃ちの使い魔が放つ銃弾がライラの足に当たる。メクラ撃ちであるため
致命傷には程遠いが、前方が弾幕になって飛行を阻害する。

(これを必ず届ける! あの気持ちのいい子たちのために!)

まどかはライラたち悪魔を友達として受け入れていた。本来ならば契約と
いう利害関係でしかないはずなのに、だ。それはまどかの無知からくる
優しさではあるだろう。悪魔との付き合いはそういうものではないことを
ライラは知っていたし、これまでもそうだった。
人間との間に友情などない。そんなものは悪魔にはあり得ない。

だから、だからこそ、感動してしまう。ありえないものをもたらす、
まどかの優しさに。

命令されたことではない。シヴァにしても弓をほむらに託すこともまた
命令ではない。にもかかわらず彼らはそれが主のためと信じ行動している。

大砲で撃ち出す使い魔に直撃されたライラ。しがみつかれもがく中、
天使は落下する。それを拾い上げたのはカーマだ。彼もまたまどかの心に
心酔し、命令以上の行動を行っていた。

「ヒドイけがナノネ」

「これを、ほむら様に!」

「……一緒に届けるノネ。じゃないとシヴァに焼かれるノネ」



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