39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/22(金) 16:05:57.33 ID:L62z0KCK0
そう言ってはしゃぎ始める歳納京子を見ながら、よく言えた、がんばった、私。
なんて自分を褒めた。座り込んで立ち上がるのに時間はかかったけど、体の重みよりも幸福と充実感が体を包んでいた。
素直になれてよかったって思えるし、なによりこういう結果になって本当に良かった。
綾乃「じゃあ、私こっちだから」
分かれ道、いつもなら惜しむように分かれるところだけど、今日は全然違った形でバイバイできる。再来週の予定はもう決まって、その予定を決めて歳納京子を驚かせてやるのだと、意気込んでいる私がいた。
京子「おう、再来週楽しみにしてるよ。変な場所とかチョイスするんじゃないぜ」
綾乃「ふふんだ、そんな心配はノンノンノートルダム! 逆にすごいコースを考えて驚かせてやるんだから!」
京子「たのしみにしてるぜー、それじゃな〜」
手を振る歳納京子に、私も大きく手を振る。姿が見えなくなるまで降ることは無い、今日はとても充実している。素直に慣れた私だっている。あかりさんには感謝しなくちゃいけない。
綾乃「あかりさん、ありがと」
そう呟いて、私は自宅に向けて足を進めた。自然と足は軽くて、今日はもしかしたら眠れないかもしれないなんて思って、明日の学校は大丈夫かなんて思う。
きっと大丈夫、誰に言い聞かせるわけでもなく、私は家に着いた。
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