過去ログ - 京太郎「もつものと、もたざるもの」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 02:15:22.86 ID:8gIDJxBio
激動のインターハイで非常に優秀な成績を残した清澄高校麻雀部はインターハイ後の残り少ない夏休みも関係各所への対応に追われた。
学校での祝賀会、マスコミへの応対、行政からの祝辞等、一般高校生ではなかなかお目にかかることのないイベントが連日のように行われろくに休みもないまま新学期に突入した。
9月となり竹井久からの引き継ぎを終えた染谷まこが新部長となり、新たな体制と清澄高校麻雀部は2学期初めての部活に励んでいた。
大会中は麻雀をほとんど打つことができなかった京太郎は部活開始と同時に喜び勇んで卓につき、前述の通り惨い有様となっている。
東1局1本場は和が優希から2,300点をアガって軽く流し、巡ってきた親番。何とかこれをものにしなければ、と念じながら配牌を手にした。

1127m458s257p西西西撥 ドラ1m

ドラヘッドのチャンス手。面子候補が足りてないうえに動きにくい手だが筒子がさばければ勝負になる。
自分の手をそう結論付ける。ドラを固定するために1打目2萬を切り出す。面子が足りてないうえに動きにくい手恰好なので撥はぜひとも欲しいところであった。
とは言えある程度の打点もほしい、そう考慮して小考した後2萬を切り出したがそれを受けて京太郎の下家は和はドラが対子以上であることをなんとなく検知する。

(須賀君も私達とは打てなかったとはいえ、その間に何もしてなかったわけではありませんからね。ある程度効率は考えられるようになってきているはずです)
(恐らくドラが対子以上。まぁ、ほぼ聴牌形が出来上がっているという可能性もありますが……)

考えつつも和は第1ツモに手を伸ばす。そしていつものように長考に入る。

『和手配』
23m12446s24678p北 ツモ3p

とは言ったもののほぼ面子候補ができている形。且つ急所の1つである索子の嵌張引いて方向性はほぼ決まっている。を北を切り出し場を進める。
その後、場は淡々と進み一つの分岐点といわれる6順目、京太郎の手配はこうなっていた。

『京太郎手配』
11m34588s579p西西西

高確率で愚形が残る手恰好。ツモは白。ノータイムでツモ切りしつつ、京太郎はどう聴牌してもリーチを打つ気でいた。



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