過去ログ - 国王「魔物倒すためにソ連軍呼ぶわ」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:15:26.40 ID:Hz1q8MCJo
創作においてソ連軍が活躍するものといったらブラックラグーンぐらいしかないし
トータルイクリプスのソ連軍は扱いが酷すぎるし
だからそういう話を書きたかったのですが、近代戦×ファンタジーはどう頑張っても『ゲート』のパクりにしかならないので
どうか温かい目で見てくだされば幸いであります
・戦闘シーンを地の文無しで書き上げる技能がないので地の文がバンバン出てきます
・稚拙な知識
・頭の悪い文章
・話の特性上到る所で頻出する個人名
・長い前置き
以上に耐えられる革命的なお方はよろしくお願いします。
サビエツキーサユース万歳!
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:>>1[sage]
2013/03/06(水) 15:16:22.86 ID:Hz1q8MCJo
ここではない何処かの世界。
この世界では古来より、魔物勢力と人間勢力が抗争を繰り広げてきた。
互いに魔法を扱い、そして刀剣や弓で戦いを繰り広げ・・・
何度も休戦をし、そしてまた何度も会戦を繰り返すのだった。
3:>>1[sage]
2013/03/06(水) 15:17:13.82 ID:Hz1q8MCJo
所変わって隣国の王宮。
「報告します、マルクス公国が滅亡!辺境伯閣下は討ち死にされました!」
「なんという事だ・・・またしても・・・」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:17:39.56 ID:Hz1q8MCJo
1941年、ソ連、モスクワ
数ヶ月前に第三帝国の侵攻を受けたこの国の命も同様に、風前の灯であった。
筆髭の書記長は髭を指で撫でまわしながら部屋中を忙しなく歩き回っている。
彼に報告をしている頭をそり上げた軍人・・・レニングラード軍管区司令官の言葉は厳しい。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:20:54.55 ID:Hz1q8MCJo
「だが実際元帥の言う通りだ。私は・・・わが国は・・・どうすればいい?」
書記長は悩んだ。この国の実権を握ってから数十年がたち、政敵はすべて粛清するか罷免してきた。
ファシストであるニェーメツとも不可侵条約を結び、そして東ヨーロッパを分け合った
まさか侵攻してくるとは思わなかった。国境に貼り付けられている敵の大軍も単なる牽制のためだと思っていた。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:21:46.55 ID:Hz1q8MCJo
「同志書記長閣下!失礼します!」バタン
ノックも忘れ息を切らして駆け込んだ元帥が報告する。
楽しそうな顔で笑っている美少女の姿は見えていないらしい。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:22:17.16 ID:Hz1q8MCJo
部下達を下がらせ、銀製の煙草入れからレニングラード産のベルモルカナルを取り出し、そして一服する。
しばらくしてからニコニコ顔の美少女が口を開いた。
『ボクの力、理解してくれた?』
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:23:55.40 ID:Hz1q8MCJo
結果的にソビエト連邦はドイツの撃退に成功した。
それがあの美少女の力によるものなのか、そうでないかは分からない。
ともかくソビエト連邦国民は血の代償を払い、そして国土は蹂躙された
だが引き換えに東欧には多数のソ連傀儡政権が発足した。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:24:55.28 ID:Hz1q8MCJo
数ヵ月後
ソビエト軍参謀本部情報総局。
「大将閣下、失礼します」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:25:22.80 ID:Hz1q8MCJo
数日後、大尉は数十名の部下と一緒にその場所へ居た。
窓のない貨物列車に乗せられて数日間、そこから目隠しをされながら何台かの装甲車に分譲し、揺られること数時間。
そろそろ時間の感覚も位置の感覚も分からなくなった頃にたどり着いたのがここだ。
「右向け、前!休め!」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:26:03.05 ID:Hz1q8MCJo
案内された大きなホールの中にそれはあった。
確かに門としか形容できないような門だ。
装飾は古代か中世か・・・少なくとも現代のものではない。
「あれはどういう仕組みになっているんだ?」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:26:41.42 ID:Hz1q8MCJo
「失礼します、同志大佐」
「来たか。それでは任務の説明に入ろう。何か飲むかね?」
「結構です、同志」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:29:26.35 ID:Hz1q8MCJo
大尉が出て行った後、大佐はぬるくなった紅茶をすすり、そして椅子に深く座り込んだ。
「あの大尉もまだ若いだろうに・・・どうして死に急ぐような真似を」
しかしそれを命令したのが自分であることを思い起こし、気を紛らわせるために煙草に火をつけた。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:30:10.67 ID:Hz1q8MCJo
結果的にヴォルガ中隊はすぐ帰還した。
悲壮な心持で送り出した大佐はいささか拍子抜けしたが、それでも大変喜んだ。
すぐさまヴォルガ中隊は基地の会議室に呼ばれ、軍人達と学者達の前で報告する事になった。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:31:10.03 ID:Hz1q8MCJo
書記長は従卒が退出したのを見届けてから煙草に火をつけた。
不味いな。書記長はそう思った。まるで今のわが国の状況ではないか・・・
数年前極東での資本主義者と共産主義者の戦いは引き分けで終わった。
しかしこの国は今度は共産主義者であるはずの中国共産党と仲違いした。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:32:08.12 ID:Hz1q8MCJo
今回の投稿はここで終わりです
ソビエト連邦のお家芸である大量投入&人海戦術にはまだまだかかりそう・・・
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 16:58:03.82 ID:SVhY2HADo
期待待機
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 21:38:10.11 ID:Hz1q8MCJo
"向こう側"の王国
この世界、少なくともこの王国・・・には一つの伝説があった
この世界における有力な神様は女神であり、その外見は長く伸びた金髪に透き通った肌、そして青い目をしているというものだ
この女神は戦闘や政治など色々なものを統括できるほど多才な女神だが、今までその姿を見た事がある者はいなかった
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 22:06:17.78 ID:Hz1q8MCJo
大尉とヴォルガ中隊は歩き続けていた。
川はある。野生の果物もある。
前回報告したように、やはり"向こう側"の風土は南ヨーロッパのものに大変よく似ていた。
「ほら、この雑草・・・この樹木・・・」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 22:50:22.40 ID:Hz1q8MCJo
マインホフ公国、アンドレアス公
"向こう側"では勇敢な公爵として知られていた。
戦上手かはともかく、兵士の扱い方と士気の上げ方が上手だったからだ
よく言えば勇猛果敢、悪く言えば猪突猛進、これは昔からの部下である兵士の練度が高かったから出来たことでもあった。
職業軍人がいるという事は食料がそこそこあり、そしてある程度豊かだという事だ
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 22:50:49.61 ID:Hz1q8MCJo
戦闘を発見したのはクルコフだった。
「同志大尉、あそこで戦闘が発生している模様!」
「警戒態勢!」
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