過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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162: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:26:12.60 ID:4RBYMKVEo
セイバー「アーチャー、あなたはそのままでいいのですか?」

セイバーと正対するアーチャーの手は空。
それなのにセイバーの右手には竹刀が握られている。
素手と剣。
以下略



163: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:26:38.44 ID:4RBYMKVEo
凛「――あら思ったよりも元気そうね。素質あるじゃない」

最初凛に宝石の様なものを飲まされた時は、体が沸騰したのかと思う程熱くなり意識は朦朧としたが、しばらくしたら体に馴染んでくるのを士郎は感じていた。

凛「さっきも言ったけど、強制的に衛宮くんの魔術回路を開くために荒っぽいことしたから今日一日はゆっくり休みなさい。間違っても魔術を行使しようなんて思わないこと」
以下略



164: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:27:18.86 ID:4RBYMKVEo

打ち合いを初めて既に一時間。
アゲハの体は限界まで身体能力を上げて、反応速度も研ぎ澄まされる。
二人の間で繰り広げられるせめぎ合い。
拳を足を一体どれだけ繰り出したのかなんてアゲハは覚えていない。
以下略



165: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:27:44.60 ID:4RBYMKVEo
アゲハ(となると素手じゃキツイ相手だ……オレはいつまでもセイバーの攻撃を避けてはいられない)

セイバーと距離空けて思案する。
状況は極めて悪い。
なにしろ有効な攻撃手段がいまのところゼロに等しい。
以下略



166: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:28:43.32 ID:4RBYMKVEo

――ドクン


――ドクン、ドクン
以下略



167: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:29:09.97 ID:4RBYMKVEo

あの時も同じだった。

不可視の剣。
砕けるディスク。
以下略



168: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:29:35.95 ID:4RBYMKVEo
急激に体の熱が下がっていくのを感じる。
考えた訳じゃない、知っていたのでもない。
この場を切り抜けるため、肉体が勝手に動いた。

――夜科アゲハの細胞が瞬間的に反応した。
以下略



169: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:30:05.23 ID:4RBYMKVEo

セイバー「極限状態に追い込まれた体が反射的に動いた。アーチャーは生前からそのような生死を懸けた戦いを行ってきたのはないですか?」

アゲハ「……思い返せばそうかもな」

以下略



170: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:30:34.56 ID:4RBYMKVEo

セイバー「ですから、それも単一的なものです。アーチャー、あなたの能力は強力だ。単純な能力の性能だけで判断すれば、あなたの能力程戦いに関して優れているものもそうはないでしょう」

セイバー「しかし実際に戦闘において優位に立てるかと言えば……そうでもない。あなたは自分の能力が強力さ故に自己が縛られてしまっている」

以下略



171: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:34:46.02 ID:4RBYMKVEo

終わりです。
前スレでも言いましたが、今回は少しパロネタが使われているので苦手な方がいたら失礼します。


以下略



172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/01(月) 07:08:09.09 ID:+SPxyDyko



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