過去ログ - 傭兵「死ぬだけの簡単なお仕事です……?」
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515:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 19:59:40.09 ID:NnRn9fZG0
傭兵「だから俺は、不幸でないといけない」

傭兵「それがアイツの望みだから」

傭兵「俺が不幸で、何度も死んで、それをアイツが蘇らせる」
以下略



516:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 20:01:54.43 ID:NnRn9fZG0
傭兵「ソレを殺すんだ……だったら、代わりのものを用意するのは、幼馴染として当たり前だ」

傭兵「ならどうしてやれるのか? ……俺が考え付くのは、これしかなかった」

傭兵「俺の不幸で惨めで苦しんでいる姿を、見せ続けてやることしかな」
以下略



517:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 20:03:21.04 ID:NnRn9fZG0
傭兵「信用し、信頼しているからこそ、あの子は俺に殺すのを頼んできて……」

傭兵「信用し、信頼されているからこそ、俺はあの子を殺さないといけないと思った」


以下略



518:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 20:04:17.69 ID:NnRn9fZG0
 その時わたくしは、なんとなく、傭兵さまが言っていた「子供を守り助けるのが大人の役目だ」の言葉の裏側が、見えた気がしました。


 コレは正に、茨の道。

以下略



519:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 20:09:13.01 ID:NnRn9fZG0
 なぜそのような道を進めるのか……村の人に教えてもらっていたから、では、どうにも腑に落ちませんでした。

 ですが結局のところ、その幼馴染に、自分が本当に苦しんでいるところを見せたいからこそ、進めていたのでしょう。

 進めば進むほど傷つく茨の道……それはまさに、その幼馴染の復讐心を満たすのに、ちょうど良かったのだと思います。
以下略



520:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 20:10:11.32 ID:NnRn9fZG0
 ……と不意に――


 バァンッ!

以下略



521:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 20:11:45.01 ID:NnRn9fZG0
 腰に差していた剣に手を掛けます。

 わたくしの身長に比べれば大きなソレはしかし、この室内で使う分には不利にはなり得ない大きさのものでした。


以下略



522:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 20:12:53.46 ID:NnRn9fZG0
「お前みたいなガキが俺を倒す? 倒せるのかオイ」


「倒してみせますっ!」

以下略



523:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 20:15:06.09 ID:NnRn9fZG0
 その弱気な心はすぐに打ち払いましたが……もう遅いです。

 その動揺は、すぐに敵に気取られてしまいました。


以下略



524:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 20:16:55.60 ID:NnRn9fZG0
 気がつけば、城の中の教会。


 女騎士さんと一緒に転送され、一緒に目覚めさせられ……心配し、事情を聞いてきたお姉ちゃんを置いて、わたくしと女騎士さんの二人は、急いで馬を走らせました。

以下略



525:1 ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2013/04/24(水) 20:17:58.85 ID:NnRn9fZG0
というわけで第三部終わり

明日はちょっと四部書き溜めるから止めとく

また明後日でお願いします


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